Ninja250Rで山陰瀬戸内ツーリングに行ってきました(新見~蒜山高原~大山~安来~奥出雲~庄原~北九州)

<Ninja250Rで行く長距離ツーリング15>

本日のルート


庄原ICから北九州までは中国自動車道を利用しています

8/18(土)

■ 道の駅「メルヘンの里 新庄」へ
5時に起床する。今日の西日本は午前中は晴れ、午後から曇りに変わるとのこと。今回のツーリングも天気に恵まれた。ツーリングは天気がすべてなのだ。
外を確認すると薄暗いが霧で覆われている。新見は標高の高い位置にあるので霧が多いのだろう。昨日はわからなかったが全体的に古い建物が目立つ。
ホテルを出発してまずは県道32号で道の駅「メルヘンの里 新庄」を目指す。出発したときはそうでもなかったが、標高が高くなると霧がいっそう凄くなり、数十メートル先が真っ白で何も見えない状態になる。Ninjaを停止しているときもテールランプを点けておかないと危険だ。
県道32号から県道58号に合流したときぐらいから霧が晴れてきた。ようやく天気が良いことを実感する。
県道58号を走っていると段々と道が狭くなり、道沿いが寂しくなってきた。もしかしてまた険道か!と思い、ツーリングマップルを見ると冬季通行止めのマークと坂路峠という記述を見つけた。(-_-;)

ああ、来る前にある程度チェックはしていたのだが特に何のコメントもなかったのでナビにそのままルートをセットしたのがまずかった。今さら引き返す選択肢はない。
落葉、落枝、落石、ガタガタ道、狭路。険道や酷道の定義だと思うが、ここも定説どおりの道。人気はまったくなく熊でも出てきそうな雰囲気。クルマともまったくすれ違わない。地元の人はまず通らない道なんだろう。夜なんて絶対に走りたくない。

悪戦苦闘して坂路峠の頂上に到着。写真の場所が岡山県と鳥取県との県境だ。
峠を降りてきたら田んぼが見えてきた。こういう明るいところなら険道でも楽しめる。田舎の雰囲気全開だ。
道の駅「メルヘンの里 新庄」に到着。朝早いので中は開いておらず、クルマも1台停車しているのみ。山の上のせいか、または朝早いせいか、暑さは感じない。
ここは新庄村というらしく、「ひめっ子雑煮」という雑煮が名物らしい。地図をよく見ると北が右向きという珍しい看板。

※ 画像をクリックすると看板を拡大表示します
■ 蒜山高原へ
道の駅「メルヘンの里 新庄」からほどなくして、西日本屈指のリゾート地、蒜山高原(ひるぜんこうげん)に入る。最初は道の駅「風の家」に到着。実はここ、2年前にNinjaで一番最初にロングツーリングで来た場所なのだ。目の前にひまわり畑が広がる。

前に来たときと大きく雰囲気が変わっているような感じがするが気のせいか。
蒜山高原センター前にて。
蒜山高原は熊本の阿蘇とは違った魅力がある。ツーリングとしても最高の場所だが、嫁と娘を連れて観光で訪れたい。
道の駅「蒜山高原」にて。

蒜山ヒルズというホテルが併設されており、外から見えるレストランで宿泊客がブレックファーストを楽しんでいた。うらやましい!

※ 画像をクリックすると看板を拡大表示します
蒜山には写真の木の置物がやたらと目立つ。これは一体なんなんだ?
岡山県道422号(蒜山高原線)にて。天気の良いときにこんな道を走っているとホントに楽しい。
■ 大山(だいせん)へ
蒜山から大山に向かう県道114号(蒜山大山スカイライン)の鬼女台展望台にて。左が中国地方の最高峰、大山。雲がかかっていて頂上は見えない。
このあたりはスキー場が目立つ。山陰は西日本一の豪雪地帯なので冬はスキーを楽しむことができるのだ。
大山の頂上は雲がかかっていて見えない。頂上を見るのは次回におあずけとしよう。
■ とっとり花回廊
大山を抜けた先に、「とっとり花回廊」というテーマパークがあったので少し立ち寄ってみた。しかし家族連れや女性ばかりでバイク乗りが来るようなところではない様子。
ここに来て暑くなってきた。蒜山高原や大山から降りてきたので一気に暑くなってきたのだろう。

※ 画像をクリックすると看板を拡大表示します
さて、この後どうしようか予定をまったく決めていなかったので、写真の看板を見ながら次はどこに行こうかと検討する。とりあえず奥出雲方面に向かってみよう。

※ 画像をクリックすると看板を拡大表示します
■道の駅「広瀬富田城」へ
国道181号から国道9号、そして県道45号を経由して道の駅「広瀬富田城」に到着。ナビに導かれるままこのルートで走ってきたが、途中で幹線道路に出て失敗。県道伝いで来たほうが楽しかったはず。(詳細な地図がないと快走路と狭隘道路の区別が付かずにルート選びが難しい)

道の駅は名前のとおり、瓦屋根の建物が立ち並び江戸時代みたいな雰囲気だ。ここは安来市(やすぎし)らしい。
一昨日も感じたが、島根県の看板を見るたびに島根の広さを実感する。島根県だけで数日ツーリングできる気がする。

※ 画像をクリックすると看板を拡大表示します
道の駅には食事処が併設されていたのでここで昼食を取ることにする。食事処の名前は「藍」というらしく、1380円の御膳定食を注文。出てきた御膳定食は写真のような凄い豪華なものでびっくり。うなぎの蒲焼に海老に玉子焼きにシイタケやたけのこの野菜類に天ぷら、出雲そば、漬物、そしてデザートまで付いている。味もどれも素晴らしくてこれで1380円は相当コストパフォーマンスが高いと思う。
■国道432号を下る
昼食後、国道432号を下っていると吊橋が見えたので、思わず吊橋横の休憩所にNinjaを停車する。ここは布部ダムというところらしい。
ゴムボートを抱えた人が対向からやってきた。このあたりの河川で泳ぐことができるのだろう。吊橋を渡ってみると意外に頑丈で怖さは感じられない。吊橋を途中で引き返し、再び国道を下る。
国道432号の一角にて。奥出雲に通じるこの道ものどかな景色が広がる。田舎大好き。
■道の駅「奥出雲おろちループ」へ
そして今回最後の目的地、道の駅「奥出雲おろちループ」に到着する。国道432号から国道314号に入った途端、空に雲が目立ち始め、ここに着いたとき若干雨がぱらつき始めた。
道の駅の向こうに汽車が汽笛を鳴らして走っている。ツーリングだと電車や汽車を意識しないので、あれが何線なのかまったくわからない。
道の駅からすこし外れた先にループ橋がよく見える展望台があったので、そこで写真撮影。このループ橋をおろち(大蛇)に例えているのだろう。
さて、雨が激しくなってきたので早々に奥出雲を引き上げる。この後、広島県の庄原に入って中国自動車道で北九州に向かい帰路についた。

今日の走行距離:547km (庄原から北九州まで高速利用)
<総評>
山陰瀬戸内ツーリングはとても楽しめました。中国地方の山と海を楽しむことができました。
点数としては95点ぐらいです。夏は陽が長い分、より多くの計画を立てれるのがGOODです。

今回使用したナビは予想以上に役に立ちました。スマホと違って炎天下の中で防水ケースに入れていても問題なく使えました。もっと早く買っておけば良かったと後悔したぐらいです。ただ、ナビで一般道を優先すると酷道や険道でも平気で案内するので、どのルートが良いかの判断は最終的に道路マップを見る必要があるとつくづく感じました。(ボクは酷道、険道が大嫌い。ナビがあると何となく案内されたままに走る方が楽ではあるのだが。ツーリングマップルもあくまで補助的な地図だからメイン地図としては使えない)

そして今回Ninjaで走っている最中の写真も欲しいということを改めて感じました。ミラーにデジカメを取り付けて、好きなときにシャッターを切れないでしょうか。要検討ですね。

今年中にあと1、2回ぐらいはロングツーリングをしたいと思います。
最後はお決まりの壇ノ浦PAにて。18:10に写真撮影。お疲れ様でした。
山陰瀬戸内ツーリングの総走行距離:1187km

←前へ 先頭へ 次へ→