SV650で九州横断ツーリングに行ってきました(佐伯~清川~竹田~南小国~中津江~広川~(九州自動車道経由)~秋月~北九州)

<SV650で行く長距離ツーリング31>

予定ルート


佐伯市から九州北部を横断して八女市まで北上していこう


11/21(日)

■ 佐伯を出発
朝6時半に起きて空を見ると曇り気味。ただ、空をよく見ると雲は薄いのでそのうちに青空が出てくるだろう。

AZホテル佐伯はベッドも広かったし空調も調整できたし、前回宿泊したAZホテル津久見よりも全然良かった。おかげで快眠できたし、今日も気持ちよく走れそうだ。
紅葉マップ。見所は九州の北部側に集中しているので、今日は紅葉が沢山見えると期待しよう。
AZホテル恒例の朝食バイキング。東横インと違ってバイキン形式なのはいい。本当は朝食で名物を食べられるホテルがいいんだけど、そういうホテルは人気があってすぐに埋まってしまう。

ホテルの稼働率を上げたければ安価で朝食の質を上げればいいと思う。
朝食の後は出発の準備。この時期だからか夜露が凄い。次回からシートにタオルを被せておこうかな。
今日は豊後大野から竹田経由で小国に出て、そのあとは八女方面を走ってみよう。
山に入ると霧が出てきた。昨日ほどではないがそれでも霧が出ると走りにくい。
天気もイマイチで陽も出てこないので寒い。一応、今日は晴れの予報なんだけどね。
豊後大野市に入って三重町市街地へ。ここから左折すると国道326号経由で昨日の道の駅「北川はゆま」や延岡方面に行くことができる。第1回のロングツーリングで走ったルートだが今回は直進する。
道の駅が見えたので少し早いが休憩しよう。道の駅「きよかわ」というところ。結局、陽が出ないまま走り続けてきたので体の芯まで冷えてしまった。
道の駅恒例の観光地図。前回行った原尻の滝でも同じ地図があった。そしてここから原尻の滝は近いようだ。
「つかれたら休めばいい」

本当にそう思う。遊びでも仕事でも真剣に取り組んでいると疲れる事は多いが、適度にサボることが大切。

極力疲れないようにするためには興味のない事や苦痛と感じることは割けるのがコツ。興味があることや楽しいことにだけ力を割けばいい。
瓶コーラの自動販売機。

ボクが子供の頃には瓶の自動販売機は既になく、250cc缶が主流だった。350ccやペットボトルが出てきたときにデカい!と思ったのはよく覚えている。缶やペットボトルと比べると瓶は不便。重い上に落とすと割れるし、開けるのもひと手間掛かるからね。

世の中には色んな自動販売機があるが、直近で印象に残っているのはハーゲンダッツと冷凍食品。昔は乾電池の自動販売機もあった。今だとコンビニに行けば大概手に入るので、特定の商品のみを販売する自動販売機を見つけると印象に残りやすい。
早朝なのでまだ開いていないが、この道の駅は食事処が多い。
豊後大野市はおんせん県大分なのに温泉が唯一ない街らしい。別府、由布、九重、竹田と周りは温泉だらけなのにね。

大分県は温泉日本一の上、山の幸や海の幸も多い。そして観光地も多くて工業や製造も盛ん。九州の中でも非常に住みやすい場所だと思う。
神楽の里、きよかわという大きな像。この手の神事には興味がないのでただの像としか思えないが、清川町(豊後大野市)の神楽は重要無形民俗文化財らしい。

(さらに歳を重ねて価値観が変われば興味が出てくるのかも知れない。人間は時間と共に考え方も変わるので)
■ ぐるっとくじゅう周遊道路
さて、小国方面へ進んでいこう。8時を過ぎて寒さはなくなったが天気は相変わらず優れない。
竹田市に入って岡城址の案内が出てきた。
前回のツーリングで訪れた岡城跡。上に城壁が見える。色合いは様々だが若干赤が足りないか。
岡城跡から竹田市街地を越えた先の国道442号。この道路は「ぐるっとくじゅう周遊道路」という名称が付いているが、名前の通り気持ちのいい快走路。
少し空が青くなってきたぞ。
山をグングン上っていく。前後のクルマが速いので流れに乗って先に進む。
展望台があったので寄ってみた。周りに人口的な物はほとんど見えずに茶色の景色が広がる。向こうに見えるのが阿蘇山だろうか。大観峰や草千里からは数知れず景色を見てきたが、ここ久住高原展望台から見る景色もこれほどとは思わなかった。うーん、やっぱり九州は懐が広い(笑)
近くにあか牛が見える。これだけの大自然で育つあか牛がマズいわけがない。
久住高原展望台から下ると瀬の本が見えてきた。瀬の本レストハウスに寄ってみよう。
瀬の本(旧三愛)レストハウスだ。ここは大観峰と並んで九州のライダーが集まる場所だが、今日はバイクが少な目。
ライダー御用達のクシタニカフェはまだ開いていないようだ。残念。
 
■ 西へ進んでいこう
さらに西へ進んでいこう。
黒川温泉街を抜けた先で観光バスに捕まる。福岡市(天神)から黒川温泉まで日に何便かバスが走っているので、旅行中でもたまに捕まることがある。
小国市街地を超えて引き続き国道442号を走る。北九州に住んでいるボクにとって八女方面に向かうこの道は初めてなので新鮮だ。

(小国からだと玖珠か日田に出て北九州に帰るパターン)
民家から山の中へ。景色の変化が激しい。
日田市中津江村の市街地を一瞬だけ通過する。
そして道の駅「鯛生金山」まで走ってきた。鯛生金山は過去、中津江村にあった金山だ。
佐伯市から日田市中津江村まで走ってきた。昨日は九州南部を西から東に向かって横断してきたが、今日は九州北部を東から西に向かって横断してきた。

■ 八女方面へ
紅葉が見えるが、かなり散っているようだ。
中津江村といえばカメルーン。日韓ワールドカップ2002でカメルーンのキャンプ地が中津江村だったことで当時は相当の話題になったが、交流はまだ続いているようだ。あれからもうすぐ20年も経つというのも驚くが。
金山といえば佐渡の印象が強いが、他にどこにあるのか(あったのか)は正直よくわからない。

ちなみに日本で現役で稼働している金山は鹿児島県伊佐市の菱刈鉱山だけというのは知っている。(銀山も銅山も稼働していないらしい)
鉱山関連恒例の砂金取り。別子銅山をモチーフにした故郷新居浜のマイントピア別子でも同じものがある。
坑道探検もできるらしい。家族で遊びに来ると楽しいと思うが、金山や鉱山に興味がないと豚に真珠になりそう。うちの娘はお子ちゃまなのでこういったものに興味を示すのはまだまだ先になりそうだ。
20年前の写真にしては随分色褪せている気がする。この頃は社会人3年目で東京に長期出張していて仕事漬けの毎日だったが、日本戦の時だけ会社が会議室で大型テレビを用意してくれて皆で観戦していた。

当時は日が変わる深夜まで仕事をして、明け方前に仮眠して、また昼から仕事をする・・・という働き方改革とは到底無縁の状況だったので、日本戦の観戦は仕事以外の数少ない時間だった。(今も昔もサッカーにはあまり興味がないが、それでも日本開催ということもあって人並みに日本代表を応援していた)

今でもポルノグラフィティのmugenを聞くと当時を想い出す。
さて、八女方面に進んでいこう。また天気が曇りがちになってきた。
国道442号沿線はこういった古民家も多い。
「うきは」や星野の表記も出てきた。福岡県民だが筑後には縁がないので浮羽や星野といった詳細位置がイマイチよくわかっていない。

ただ、星野といえば原爆の元火がある場所として有名。四国八十八か所の88番大窪寺に行ったときに星野村の火があった。
日向神(ひゅうがみ)ダムの沿線沿いにて。小国からここまでの国道442号は景色の変化が多い。適度なアップダウンやカーブ、民家の中をすり抜けた先に湖もあって、ツーリングとして楽しめる道路だ。
黒木町(八女市)まで出てきて若干混雑してきた。
八女市街地に近づくに連れて混雑してきたので高速道路で脱出しよう。
広川ICから九州自動車道へ。
この後は北九州に帰る前に紅葉の名所、朝倉市の秋月城跡に行ってみよう。
鳥栖JCTから大分自動車道へ。
大分自動車道に入ってすぐの筑後小郡ICで降りて朝倉方面へ。
秋月城跡前に来ると渋滞が激しくなってきた。全然進まない。確か2年半前に来たときに臨時の駐車場があったと記憶するが・・・。
あったあった、臨時駐車場。秋月城跡は山を越えた先にあるので歩いていこう。
道の駅「鯛生金山」から秋月城跡まで。八女市から「うきは市」や朝倉市に直接抜けるバイパスはないので九州自動車道で一部市街地をパス。
■ 紅葉の名所、秋月城跡
秋月城跡にやって来た。ここは2年半前の2019年に日帰りツーリングで相棒と来たことがある。あの時は桜が満開だった。
素晴らしい紅葉だね。一昨日の五家荘でみた紅葉も素晴らしかったが、秋月の紅葉も素晴らしい。
色合いが綺麗。薄い赤に濃い赤、中間色、そして緑。秋月城跡は紅葉や桜の名所として福岡県内で非常に有名な場所でこの時期はとても混雑するのだが、それでもここに来る価値は十分にある場所と思う。今回のツーリングでは色んな紅葉を見たが、最後に素晴らしい紅葉を見ることが出来て良かった。今回のツーリングはここまで。

<総評>
今回は急遽、2泊3日で九州を北部、南部と横断しましたが今回も前回以上に楽しかったです。今まで紅葉を見るという事にあまり興味がなかったのですが、今回のツーリングで紅葉の楽しみ方が少しわかったような気がします。11月下旬のロングツーリングも過去初めてで、朝晩の寒さは厳しいのですが、陽が出てくると気持ちよく走れて、ツーリングとしてはベストシーズンと思ったぐらいです。今年は年末の天気が良ければあと1回、ロングツーリングをしたいと思います。
恒例の土産品です。今回は山の品が中心でした。
走行ルート

今日の走行距離:281km

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