SV650で沖縄ツーリングに行ってきました(那覇~琉球村~許田~パイナップルパーク~古宇利大橋~宜野座~うるま)

<SV650で行く長距離ツーリング32>

予定ルート


沖縄ツーリングの2日目は県北部の名護市まで出てみよう。


12/27(月)

■ 那覇市を出発
沖縄ツーリング2日目は朝6時に起床。天気予報を観るためにテレビをつけると昨日の日本海側は予想通りの大雪だったらしい。この映像を観ているだけで寒くなってくるよ。

沖縄は雪こそ降らないがやはり例年より気温は低いらしい。とはいっても最低気温は13℃なのでツーリングには丁度いい気温だ。
例年の冬はここまで雪が降らなかった気がする。2019年のゴールデンウィークに只見で見た雪景色は素晴らしかったが、端から見ていても実際に雪国で生活するのは大変だと思う。
そして気になる沖縄の天気だが今日も終日曇り。明日から天気が快復するらしいが明後日は崩れるらしい。ということは今日も屋内中心にして外中心のルートは明日以降が良さそうだ。
7時になったので朝食へ。昨日の夕飯がハンバーガーで若干物足りなかったので朝からガッツリ取ってみた。ただ、少し食べ過ぎて朝からお腹がはちきれそうだ。
ホテルをチェックアウトして昨日と同じく相棒とは8時に待ち合わせ。空を見ると昨日と同じく曇り空。九州からずっと曇り空なのでこれが普通に感じてきた。とにかく雨が降らなければ良しとしよう。
ホテルを出発してすぐに渋滞に巻き込まれる。考えてみたら今日は平日だった。この時間帯だと通勤渋滞だと思うが、那覇は普段から渋滞が多くて時間が読めない。北に抜けるまで我慢が続きそうだ。
渋滞で我慢を強いられていると今度は雨が落ちてきた。人生の中で最も嫌な瞬間の一つがツーリング先での雨。あーやだやだ。遊びに来ているのに雨が降るとストレスが溜まるよ。
先に進めど一向に渋滞も解消されない。相棒と今日の宿泊先はまた那覇にしようか話をしていたが、この渋滞をくらうと那覇に泊まる気はしない。那覇周辺はホテルの空きがいっぱいあって値段も安いんだけどねえ。ただ、これだけ渋滞が激しいと値段より渋滞回避が優先。今日の宿泊先は那覇以外にしよう。
「おもろまち」まで来た。このあたりは那覇空港の制限を受けておらず高層ビルが立てられるとの事で現在は那覇の副都心として再開発が進んでいるらしい。
おもろまちを過ぎて少しずつ渋滞が解消されてきた。走りやすくなったと喜んでいたら今度は昨日に続いて右車線二輪禁止が出てきた。真面目な話、これは何か意味があるのだろうか。沖縄もバイクにはホント優しくないよね~。
国道330号を淡々と北上して宜野湾(ぎのわん)市に入った。宜野湾と書いて「ぎのわん」と読む。案内板には北中城とあるが、沖縄では城を「ぐすく」と読む。ただ、玉城デニーは「たまぐすくデニー」とは読まないらしい。
国道330号を淡々と進む。ホント、道が流れなくてストレスが溜まる。
ストレスが溜まる国道330号を離れて県道へ出てきた。最初の目的地まであと少し。
今日最初の目的地は中村家住宅だ。ここは琉球時代の旧家が残っている貴重な場所らしい。早速バイクを降りて歩いてみよう。

■ 中村家住宅~琉球村まで
中村家住宅は18世紀中頃に建てられた民家と言われていて、この規模の家が太平洋戦争でも焼失されなかった為、かなり貴重なものであるらしい。この屋敷をみれば当時の沖縄の生活を垣間見ることができるらしく、国の重要文化財になっている。
中村家住宅の中村さんの表札。瓦にシーサーというのがセンスがいいね。
早速中に入ろうとするがまだ受付も閉まっているようだ。現在時刻は9時半。確か営業時間は9時からだったと思うが・・・と案内板を見てみたら、何と、コロナ関係の為に営業日が土日のみになっているらしい!(今日は月曜日) 折角貴重と云われる建造物を見にここに来たのに・・・。
相棒と2人で落胆していると再び雨が降り出してきた。朝から渋滞に巻き込まれた上にここも営業外だし、雨まで降ってきて弱り目に祟り目とはこの事。ボクも空と同じく泣きたくなってきたよ。
ということで泣く泣く中村家住宅を後にする。気を取り直して先に進んでいこう。降っている雨は弱いのですぐに止むと思うが、どちらにしても天気は期待できそうにない。今日も当初の予定通り室内中心のルートにしよう。
国道330号に戻って今度は県道130号で北谷町方面へ。北谷と書いて「ちゃたん」と読む。知らないと読めないのが沖縄の地名。遠く離れた北海道も似たようなものだけどね。
続いて県道130号から国道58号へ。この辺りはアメリカンビレッジも近いせいか何となくアメリカ雰囲気が出てきた。目の前の店は昨日食べたハンバーガーのA&W。アメリカ発祥のハンバーガーチェーン店だ。
国道58号を走っていると頻繁にYナンバーのクルマが通る。Yナンバーを御存知だろうか?(相棒は知らなかったけど・・・) Yナンバーは米軍関係者のクルマで稀に本土でも見掛ける事があるが、沖縄に来ると桁違いに多い。

そのYナンバーのクルマと事故ると色々と面倒らしく、Yナンバーには気を付けろという有名な言葉があるぐらい沖縄で運転するときは注意が必要だ。ちなみにYはヤンキーのY・・・ではなく、横浜の頭文字から来ているらしい。(つまり日本在住の米軍関係者)
国道58号を北上する。嘉手納町に入ると英語表記の店が急に増えてきた。ここには嘉手納基地があって米軍関係者が多いからだろう。

前に英語を勉強していたが歳を取って頭が硬くなったせいか理解に乏しくて挫折してしまった。将来、海外に脱出するための布石の為だったが、沖縄に住んで米軍関係者と話をしたほうが圧倒的にいいと思う。こういったものは習うより慣れろだからね。

面白くないから続かないんよね。面白いとか必要に迫られないと人間、勉強しないから。日本語が喋れる英語圏の外国人友達を募集中。(若い女性なら尚良し。冗談です・・・)
読谷村に入った。北谷(ちゃたん)の次は読谷(よみたん)。谷は「たん」。城は「ぐすく」。少しずつ沖縄読みを覚えてきたぞ。
残波岬の案内も出てきた。沖縄屈指の景観地らしいが、この天気で残波岬に行っても仕方がないのでパス。明日に期待しよう。
そして今日2つめの目的地、「琉球村」へ到着。ここは琉球時代の村を再現したテーマパークらしい。天気が悪いので午前中はここでやり過ごそう。
那覇から恩納村まで。国道330号~国道58号を走ってきた
■ 琉球村にて沖縄文化を堪能しよう
ここでも写真を撮っておこう。沖縄の場合はピースサインではなくシーサーサインで。ハイ、シーサー。
ここでも沖縄住宅を見ることができるらしい。地図を見ると比嘉家、島袋家といった沖縄らしい苗字がある。この後、10時半からエイサーのショーが始まるらしい。
恒例の土産コーナーも中央に陣取っているよ。今日も入場料を払って買い物する権利を与えられた気がする(笑) 商魂逞しいのが沖縄の観光施設。
沖縄の民族衣装の琉装。色使いが中国からの影響を強く受けていると感じる。横のポストは普通のポストらしいが。
ここにも当然シーサーがある。シーサーは紀元前のスフィンクスの影響を強く受けているらしい。沖縄にはどこもかしこもシーサーがあるね。民家の門や屋根の上にもあるし、観光地にもあるし、土産としても多数、道でも普通に見掛ける。大小様々でどれぐらいの数があるのか想像もつかないぐらいシーサーだらけ。本土だと狛犬はあるが、こんなにメジャーではない。
10時半になって中央広場でエイサーが始まった。今日は平日だけど広場は既に満席で立ち見状態。沖縄の民謡って独特で聞いていて本当に楽しいよ。テンポがいいのか、三線がいいのか、聞いているだけで気持ちが良くなる。
こういったものは写真より動画に限るのでGoProを出して撮影しておく。三線の音と太鼓の音、口笛もよく通って、さらに歌声もいいのでここにいるだけで楽しい気分になってくる。音も凄いが踊りも激しいから見応えもある。他の観客もボクと同じで皆、魅了されている様子。やっぱ沖縄いいね、とにかく明るくて楽しくて。南国全開という感じだ。
エイサーに魅了された後は琉球の建物を回ってみよう。本土の建物と比べると何かが違うが、何が違うのだろうか。パッと見で感じるのは石が多いことと赤色が多いことかな。
中だけ見ると本土の家をそれほど変わらないように見える。ただ、建物の高さが全体的に低い気がするが、これは台風に備えた造りかららしい。
水牛がいた。沖縄は豚肉を食べる印象だが牛はあまり食べる印象はない。(アメリカステーキはあるが) 牛は基本、湿田作業で使うために居るらしい。

■ 恩納村から名護(許田)まで
琉球村を後にして北上しよう。1時間半ほど琉球村にいたが天気は以前変わらず。そろそろ青い空が見たい。
左折して国道58号を北上する。
恩納バイパスをグングン北上する。かなりの快走路。
恩納バイパスを抜けてさらに北上する。青い空が見たいね、と相棒と話をしていたら、その先に本当に青い空が先に見えてきた!初めてみる沖縄の青い空。
海側は雲が減ってきたが、山側は雲が多い。とはいえ空が見えるだけで走っていて楽しくなる。このまま青い空が続けばいいんだけどね。
国道58号を北上していると道の駅「許田」が出てきた。この道の駅は色々見るものがあると聞いていたので少し立ち寄ってみよう。
道の駅は反対車線側にあるらしい。こちら(上り)からは連絡橋で向こうに渡る必要がある。向こうを見ると色んな食事処があるようなので昼はあそこで食べよう。
国道58号で海沿いの道を走ってきたが、冬の海とは思えないぐらい薄い青で波もおだやか。これが沖縄の海。この色は日本の他の場所ではまず見ない。
連絡橋を渡って道路情報ターミナルに入る。

道の駅「許田」の先にある数久田ICと沖縄自動車道が直結する(した?)らしい。那覇からここまでは高速道路で繋がっているので那覇から沖縄北部の観光地も日帰りで行くことができるようだ。
道路情報の一環かな?ヤンバルクイナのロードキル問題もあった。ヤンバルクイナだけならず、ロードキルは日本全国の問題で今の道路の仕組み上、これを完全に防ぐのは難しい。

昔、岐阜県のせせらぎ街道をツーリング中に目の前を走っていたクルマの前に鹿が猛スピードで飛び出してきてびっくりしたが、鹿と衝突するとロードキルというか、こちらがキルされる可能性があって本当に恐ろしかった。あと2~3秒早ければ衝突していたからね。
道路情報ターミナルを通過して道の駅「許田」に来た。この道の駅、かなり雑多な建物だが個性的でいい。最近はどこに行っても箱物だけ立派で個性のない道の駅が多いからね。
おっぱソフトクリームがあった。おっぱとはいい響きだが、そのおっぱではなくて、有限会社おっぱ乳業が提供するソフトクリームらしい。何かのメディアで聞いたことがある。ただ、これを食べると昼御飯が食べれなくなるので次回食べることにしよう。
ソフトクリーム以外にもマンゴーソフト、かき氷、アイスクリームと相変わらず冬とは思えない品揃え。2日目にして慣れてきたけどね。
ここも商魂の逞しさは相変わらずでチケットの前売り券が沢山。しかも直接施設で買うより少しだけ安くなっているのがミソだ。ということでこの後、名護パイナップルパークに行きたいのでここで前売り券を購入しておこう。

(琉球村の前売り券はかなり安いから若干損した気分)
肝心の昼食はどうしようか・・・。相棒が「肉が食べたい」ということでサーロインステーキを注文しているが、ボクは朝、ガッツリ食べたからね。どうしようかなあ。
結局、ボクもステーキの誘惑に負けてしまった。道の駅「許田」のサーロインステーキ(200g)だ。肉は若干硬かったが味は普通に美味しかった。ライス、サラダ、スープ付きで1800円とかなり安いので値段相応という感じだが、そこまでガッツリではないので食べやすいのは良かった。
 
■ 名護パイナップルパークへ
昼御飯を食べた後は名護パイナップルパークに向かおう。さっきは青空が少し見えていたが、また空が見えなくなった。束の間の喜びだった。
名護市街地に入ってきた。名護市は本島北部の中心地で宿泊できるホテルも多い。本島北部の中心とはいえ、本島最北端の辺戸(へど)岬までは50キロもある。
名護パイナップルパークに到着。10年前に来たときにパイナップルの試食が美味しかったのでやって来た。(ただし今は時期外れ) こんな外観だったかなあ。よく覚えていない。
中に入るとパイナップルパークのテーマソングが流れてきた。この歌は強烈に印象に残っているよ。

「ボクも私も大好きさ~♪パパパパママも大好きさ~♪・・・」
道の駅「許田」で買った前売り券で入場手続きをする。あのカートで園内を回るようだ。(10年前も乗った記憶あり) カートは自動運転するので子供が運転席でも大丈夫。
名護パイナップルパークにて。ここは最初に自動運転のカートで園内を回ったあとに徒歩で園内を回ることができる。ここはパイナップルパークと名がついているが、どちらかというとパイナップルを中心とした果物中心の植物園と考えたほうがいい。ただ、10年前と比べると中はかなり変わっている気がする。残念ながらパイナップルの試食もなくなったようだ。
そして園内には何故か恐竜の模型もある。パイナップルとはまったく関係ないはずだけどね。
その恐竜、結構凝っていて大きさもある。地元、北九州の「いのちのたび博物館」みたいだ。しかし、何故にパイナップルパークに恐竜?(笑)
恐竜が凄いとはいっても、ここはパイナップルパークだからこういった記事のほうがいい。パイナップルはボクの一番の好物だが、相棒はあまり好きではないらしい。食べると口が酸でやられるからとのことだが、相棒のようなパイナップル嫌いも結構いたりする。
パイナップルの生産地といえば日本で沖縄が99.9%で残りの0.1%が鹿児島。鹿児島といっても奄美大島や徳之島らしいから本土では作れない果物の代表だと思う。

逆に寒さに適したリンゴは青森だけではなく、福岡でも作られているからね。コーヒーのように暖かい地域でしか作れないもののほうが制限があるのだろう。
さて、パイナップルパークも堪能したので相棒と今夜の宿を検討しよう。現在時刻は15時前。ビジネスホテルは那覇に集中しているが今朝話をしたとおり渋滞が酷いので那覇は選択外。

明日は(予定では)天気がいいらしいので海中道路や残波岬、万座毛を回りたく、そうなると名護に泊まるより海中道路に近い場所に泊まった方が良さそうだ。

ということでその周辺のホテルを探した結果、うるま市にバイクを停められるホテルが空いていたのでそこを予約することにする。ただ、予約したホテルがコンテナと書いているのが少し気になるが・・・。
 
■ 名護市から南下していこう
さて、日暮れまであと1つぐらい観光地を回れそうだがどこにするべか、とりあえずここから近い古宇利大橋に行ってみよう。古宇利大橋で少しでも天気が快復していることを期待して・・・。
今帰仁村に入る。今帰仁と書いて「なきじん」と読む。これも知らないとまず読めない。
そして程なくして古宇利大橋にやってきたが天気は快復せず。この橋は天気がよくないと映えないよね。残念。
海は青くて素晴らしいんだけどね。空も青じゃないとまったく映えない。明日、天気が良かったらまた来てみよう。
さて、天気も悪くて時間も日暮れに近づいているのでこのままホテルに向かおう。ここからうるま市のホテルまで約65キロ。那覇からここまでは本島西側を走ってきたが、今度は東側を走ってみよう。
琉球村(恩納村)から古宇利大橋(名護市)まで。国道58号から途中で県道に入る。国道58号は沖縄最北端の辺戸(へど)岬まで通っていて、更にその先の奄美大島や種子島を経由して鹿児島市まで通る海上国道。ちなみに国道としての長さは日本一。(その大半は海上国道なので実際はそれほど長くはない)
古宇利大橋から再び国道58号を南下する。
国道58号に出ると変わった道の駅があったので少し寄ってみよう。コーヒータイムにちょうどいい。
ここは羽地の駅という施設らしく羽地は名護市の一部らしい。地域独自の道の駅風の施設で土産品や物産が販売されているが道の駅ではない。道の駅だと24時間利用できる駐車スペースやトイレや電話が必須なので道の駅ではないこういった地域独自の施設も所々で見掛けたりする。
夕飯にするにはちょっと早いが、あぐー丼は若干惹かれる。他にはジュースがあるようだが、沖縄といえど今日は陽が出ずに若干寒いのでトロピカル系ドリンクも少し辛い。
ということで恒例のホットコーヒーにした。沖縄ツーリングでは初のコーヒーだが所変われどこの寛ぎは大切。ツーリング中のこういった時間が非常に貴重。

ただ、このコーヒー、物凄く熱くて口の回りを火傷してしまった。コンビニコーヒーだと熱すぎないように考慮されているからね。そう思うとコンビニコーヒーは素晴らしいよ。
コーヒータイムの後は再び国道58号を南下していこう。出発してすぐに渋滞に巻き込まれてしまった。那覇以外は渋滞はほとんどないと思っていたが前の方まで詰まっているので結構激しい。
5分ほどで渋滞が解消されて名護東道路に入る。ここから沖縄自動車道経由で一気に南下することはできるが、まだ暗くなるまでに時間があるので下道を走ろう。
名護東道路を走っているが、途中、うるま方面の案内板が出てきた。ただし、ナビはこのまま真っ直ぐを示しているのでとりあえずナビの案内のまま直進する。
名護東道路の終点まで走ってきた。わかりづらい案内板だが那覇方面に進む。この場所は午前中に走った道の駅「許田」に繋がる道だろう。
その道の駅「許田」を今度は南下して通過する。
そして国道58号から県道71号へ分岐して宜野座方面へ。ここでようやく西側に向かうルートになる。ナビを見ると確かにこちらの方がうるま市へは近そうだ。
県道71号を5分ほど走ると国道329号と合流する。国道58号が沖縄本島の西側の主要道路で国道329号が東側の主要道路になるようだ。
国道329号を南下する。このあたりは宜野座(ぎのざ)というらしい。宜野座は何かで聞いたことがある気がするが何だったっけなあ。沖縄の地名は色んな所で聞くけど何に紐づいているのかまでは基本覚えていない。
宜野座に入るとすぐに道の駅があったので休憩。うるま市までかなり近づいてきた。
 
■ 道の駅「ぎのざ」からうるま市まで
道の駅に何故か阪神タイガースのショップがある。そっか、これを見て思い出したが阪神タイガースのキャンプ地は宜野座だった!

ボクも昔はタイガースファンだったからね。ただ、今は人の勝ち負けなどどうでもいいので野球に一切興味がなくなったが。
現在時刻は17時。夕飯にしては少し早い。この道の駅に併設の海鮮丼が美味しそうだったが既に閉店したらしい。さて、どうしようか・・・と悩んでいたら美味しそうなケーキセットが目に入る。ただ、カフェにしては時間が遅いしなあ。
結局、誘惑には勝てなかった。このカフェ店は案内所の中にあるような小さな所でテーブル数も2つと少ないが、ちょうど1つ空いていたので思わず頼んでしまった。頼んだのは沖縄名物の紅いもタルトとシークワーサー。紅いもが甘いので本来はコーヒーを頼むべきなのだけど、やっぱり沖縄名物を頼みたくなるのはボクの性。甘い食べ物に甘いジュースで甘々だが、これはこれでいい。ちなみに両方とも美味しくて大満足だ。
道の駅「ぎのざ」を後にして、国道329号でうるま市へ向かう。
あの高い建物は何だろう?

17時半前になってかなり暗くなってきた。考えてみたら毎日17時頃にはホテルに入っていたのでね。今日はうるま市に行くまでもう少し掛かりそうだ。うるま市まであと20キロ。
石川市に入る。かなり渋滞も激しくなってきた。今日は平日だからこの時間帯は通勤ラッシュだろう。うるま市まであともう少し。
途中、国道329号から離れてナビに案内されるまま裏道を通ってきたが、現在地がどの辺りにいるのかまったくわからない。時刻は18時ちょうどだが、空はまだ少しだけ明るい。
渋滞も激しい。那覇以外もこんなに渋滞が激しいとは思わなかった。今日泊まるホテルは新しいようでナビに場所が登録されておらず周辺位置を指定していたが、ホテルの正確な位置がわからないので途中から相棒のスマホナビに案内してもらうことに。
高台から下に下っていく。左手下に見えるのがうるま市の市街地。夜景が素晴らしいね。
そしてようやくホテルに到着した。久々に暗くなるまで走ったよ。今日泊まるホテルは「HOTEL R9 The Yard うるま」というコンテナホテルだ。

古宇利大橋から、うるま市まで。本島の東側を走って南下してきた。
■ 初めてのコンテナハウス
早速、受付でチェックアウトしよう。コンテナということで少し心配だったが見た目はかなり綺麗で一安心。壁とか薄くて騒音も響かないか心配したが、1部屋1棟とのことなのであまり心配しなくて良さそうだ。
1部屋1棟といいつつ、廊下に部屋が並んでいて普通のホテルといった感じ。廊下が外に直結しているのが普通のホテルと違う所。
コインランドリーや自動販売機もあるようだ。
部屋に入ってみるが普通のホテルの内装と遜色はない。コンテナハウスだから寒いのではないかと思ったが、沖縄自体が年中暖かいし、部屋にクーラーも付いているのでその辺りも心配なさそうだ。
もちろん部屋には風呂やトイレも常設。コンテナなのに風呂に入れるのは素晴らしいね。ずっとシャワーだったのでようやく風呂に浸かれるのが嬉しい。

でもこれ、よく出来ているよね。コンテナハウスだと初期費用を抑えられるし、災害にも強いし、いざとなったら移動もできるからね。トレーラーハウスほど機動性はないにしろ、コンテナハウスを海外で普通に見掛けるが、実際にこれをみても十分生活できると思う。
さて、御飯を食べに行こう。相棒と相談してここから一番近い「かめ家」というラーメン屋にした。一度バイクを降りるととてもバイクで移動する気にはならないからね。そして徒歩だと少しでも近いほうがいい。(元気があれば多少歩けるが、今日は既にクタクタなので)
沖縄らしいものが一切なかったので普通に味噌チャーシュー麺セットにした。味は若干薄い気がする。あまり濃いのも嫌だけど薄いのも少し物足りない。ただ、味が薄い分、食べやすかった。
夕飯の後はコンテナに戻って天気予報を確認する。明日の沖縄も終日曇りにはなっているが、少しでも天気が改善されることを祈りたい。
 
走行ルート

今日も終日天気が不安定だったが昨日よりはマシだったので結構走ることができた。明日は気温もグッと上がるらしいのであとは天気に期待したい。天気が良ければ海中道路を走ったあとに残波岬や万座毛を回りたい。天気が悪ければまた室内中心のルートになりそうだ。

今日の走行距離:162km

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