Ninja250Rで鹿児島宮崎ツーリングに行ってきました(2日目)

<Ninja250Rで行く長距離ツーリング6>

本日のルート

御船(熊本)~北九州は高速道路(+都市高速)を利用しています


11/14(日)
朝、目が覚めて最初にしたことは天気の確認でした。窓を開けて外を見ると残念ながら路面が濡れたままです。霧雨にはなっていますが、天気は大きく崩れていないようです。

夜明け前にホテルを出発し、国道10号線で一路北に向かいます。

宮崎には何度か来ていますが、国道10号線は本当に面白味のない道で、その上、渋滞も多く、ツーリングとしては絶対に避けたいルートなので、これを迂回するルートとして途中からツーリングマップルおすすめの道「尾鈴サンロード」を進んでみることにしました。


ダイナミックなアップダウン R10をパスする快走ルート タンデムライダーにおすすめ」と書いてある

都農から尾鈴サンロードに入ります。農道といいつつ森の中を走る感じで、バイクをグイグイ進めます。道脇で草刈りに励んでいる方の姿が目立ちました。クルマより人のほうが多い光景はまさしく農道という感じです。

途中、分岐地点でどちらに曲がればよいか迷いました。北は日の平、右は門川。どちらも聞いたことがない地名で判断に迷います。知らない土地をツーリングするときはこの青い看板がすべてです。道に迷ったら地図を見て現在地を確認します。


広域農道の分岐点。日の平ってどこ?

クルマだと最近はナビがあるので自動的に道を案内してくれるけど、バイク乗りにとってはこういった出来事も旅の記録の一つになっていくんだと思います。道に迷うと時間が経っても心に強く残る。そう思うと、バイクにナビはやっぱ要らない気がしてきました。

農道を抜け、国道327号線から国道503号線を進みます。国道327号線は河川をずっと上っていく感じで、宮崎らしい道でしたが、国道503号線に入った途端、いわゆる酷道に切り替わり、荒れたカーブの山道を突き進みます。


国道503号線の山中にて。辺りは木だらけ。

国道503号線を走っていると、バス停があることに驚きます。こんな道をバスが通るの?というくらい、深い山中で荒れた道です。人なんて住んでいないだろう、と思える道を進んでいくと、途中に小さな休憩所があり、そこの案内図を見ると現在地は諸塚村ということがわかりました。七ツ山という地名らしいですが、九州のちょうど中腹にあたります。案内図を見ると自然を売りにしたキャンプが盛んなようで、夏にキャンプで来ても楽しいかも知れません。


諸塚村の七ツ山にて。


諸塚村の飯干峠前にて。

更に道を進めて、飯干峠を越えてようやく熊本県に入りました。宮崎県を抜けるだけで6時間近くかかったことになります。

熊本に入り、道の駅「清和文楽邑」で昼食を取りながら、帰りは高速道路で帰ることで皆意見が一致しました。このとき13時。予定では奥阿蘇へ12時ぐらいまでに到着するはずだったんですが、現在地は奥阿蘇のさらに南で、時間は1時間遅れ。そんな状況なので今から下道で北九州まで帰ろうとは思えませんでした。国道503号線は楽しかったけど思った以上に時間が取られたのは想定外でした。




画像をクリックすると定食の写真を大きく表示します。850円也。

昼食後、熊本の御船ICから北九州に向かって高速道路を走ります。行きと同じく、Ninja250Rがかっ飛びます。帰りは天気の良さもあってか他のバイク集団も結構多かったように思います。

バイクで高速道路は意外に楽しいこともわかりました。クルマだと退屈なんですが、バイクはスピード感を身体で感じることができます。しかし、それは事故を起こした場合にクルマより遥かに危険ということでもあるので、事故だけは起こさないように細心の注意を払う必要はあります。制限速度を守り、ルールを守って走っていればバイクの高速道路は楽しいものになります。

高速道路のおかげで家に着いたのは18時前。既にヘトヘトでした。2日間の走行距離は900キロ強。家に着いて一息したら既に夢の中でした。


まとめ

今回もよく走りました。高速道路を利用すると楽に遠出できるのが気に入りました。フェリーと高速道路を利用すればかなり行動範囲が広がると思います。

九州も広いことを再認識しました。宮崎の山といえば高千穂しか知らなかったけど、ちょっと道を外してみれば、その先には名の知らない村があり、意外な観光スポットがある。マイナーだけど素晴らしい場所を求めてツーリングしていることに気づきました。もっと知らない土地を走ってその場所を感じたいと思えました。こういった気持ちが日本一周してみたい、世界一周してみたいという欲なんでしょう。

そしてソロツーリングの良さも気づきました。一人だと行動を制限されずに気軽に写真を撮ったり立ち止まったりできるのが大きいです。(もちろん複数人ならではの楽しみもありますが)

今年中にあと1回はロングツーリングに出掛けたいと思います。


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