SV650で北海道ツーリングに行ってきました(北海道4日目。網走~遠軽~上川~名寄~音威子府~天塩)

<SV650で行く長距離ツーリング26>

本日のルート




7/22(水)

■ 出発まで
今日はいつもより遅くて5時半に目が覚める。この3日間、疲労が溜まっていたので昨日は仕事を片付けた21時過ぎから完全熟睡だった。外を見ると雨は止んでいるようだが路面は濡れている。
今日の天気をみると西から天気が回復していくように見える。昨日の宮城のライダーが話していたとおり道南のほうはかなりマシらしいが、最終日の明日は宗谷岬に行きたいのと、明日の稚内は曇りで天気は多少マシに見えるので今回は予定どおり道北方面へ行くこととする。

道北方面で西となると天塩あたりで宿泊するのが良さそう。ただ、旭川が大雨になっているのが気になる。今日は旭川を抜けていこうと思っているのでこの予報が外れてくれれば嬉しいのだが・・・。
6時半になり朝食会場へ。コロナ対策のためか、東横インの朝食はバイキング形式ではなくて弁当配布形式へ。弁当はその場で食べてもいいし、部屋に持ち帰って食べてもいいらしい。無料の弁当にしては結構立派。
新聞も無料配布していたので部屋に持ち帰って読んでいると将棋の藤井聡太の記事が。確か、北海道ツーリングに来る直前に棋聖戦のタイトルを渡辺明から奪取して史上最年少のタイトル保持者となったが、8月は二冠の可能性もあるらしい。将棋の世界は才能の世界とはいえ、近年稀にみる逸材だけに今後も楽しみだよ。

プロ棋士は職業としては比較的息が長いが、引退するまでプロ棋士を続けてもタイトルを取れる人はほとんどいない。そんな過酷な世界なのに18歳でタイトルを取るとは、改めて将棋の世界は努力だけで超えられない才能の世界であると思う。
今日は朝一で昨日行けなかった博物館 網走監獄へ行こう。博物館は9時営業なので8時半にロビーで相棒と待ち合わせして出発する。ホテルを出ると軒下に隙間なくバイクがびっしりと・・・。天気が悪いとキャンプを諦めてビジネスホテルに宿泊する人が増えるので大分こちらに流れてきたんだろう。バイクの大半が袖ヶ浦(千葉県)ナンバーだった。
朝からずっと止んでいた雨が出発直前に降り出してきた。ついてない。8時過ぎに出ておけばよかった。久々に合羽を着込み、シートバックに防水カバーを掛けておく。面倒だね。
8時40分に出発するが、結構な本降りになってきた。昨年のゴールデンウィーク以来の雨走行。
4キロ走って博物館網走監獄へ到着。雨の日は室内施設でやり過ごすのが定説。午前中はここで雨を凌ごう。

■ 博物館 網走監獄
スマホのクーポンを見せれば入場料は10%引きになる。通常は1100円が990円(税込み)に。博物館網走監獄は元々刑務所だった建物を博物館として公開している。刑務所が博物館になっているところは日本で唯一ここだけで世界的に見ても極めて貴重な博物館だ。
看守と記念撮影。しかし、元刑務所の前で写真撮影とはいかがなものか?(笑) 人生初の刑務所へ。
中はこういった人形の模型が多数設置されている。入り口には面会人待合室があって、外来者とはここでのみ面会が許されたらしい。当然、面会には看守も同席、面会条件も厳しくて面会が認められないこともあったようだ。
旧庁舎らしい建物に入ってみよう。旧庁舎は重要文化財らしい。
歴史パネルが設置されている。前も書いたが、北海道の歴史はロシアの脅威との闘いでもある。明治政府が北海道をロシアや近隣諸国から守るために利用したのが各地の囚人。囚人を北海道に送り込むことで北海道の地を守ってきたらしいが、これは一長一短で管理する側も相当負担はあったと思う。

ただ、そうしないと当時のロシアには対抗できず、この決断がなければ北方領土のように今の北海道はなかったかも知れない。
さらに囚人たちの労働力を北海道開拓で活用してきたらしい。そう、北海道をツーリングしていて、これだけ広大な土地をどうやって切り開いてきたのか気になっていた。北海道は道も広いし本数も多い。人口密度は九州の5分の1。

木や川を切り開いてトンネルや橋を作って道路を造る・・・。人海戦術での工事は悲惨を極め、犠牲者が多数出たようだ。囚人といっても政治犯など現在では罪に問われない人もいたらしいから色々考えさせられる。北海道の道路が広くて走りやすいのはこうした労働力で賄われたものであって、今こうやって北海道ツーリングを楽しめるのは貴重なことだと思うよ。
どんどんと他を回ってみよう。結構広いね。
ここは職員の宿舎だった場所。職員の宿舎が刑務所内にあったのだろうか。
家族で生活していたのだろうか?説明書きを見ると家族で刑務所内で暮らしていたらしい。危険ではなかったのか心配だよ。(でも、この宿舎の周りだけは子供の声が聞こえて別世界であったと書いている) ボクだったら刑務所内に住むのは嫌だし、仮に住むとしても嫁と子供は別の場所に住ませたいと思うよ。(当時の事情を知らなくて書いているが)
元裁判所だ。最近特に思うが、司法の世界も1日も早くAI化に取り組むべきだと思う。裁判官、検事、弁護士、基本は膨大な判例に法って判決を下すのが筋だろうし、感情的な部分を抜きにするとAIとビッグデータで判決を下すほうが極めて公平だと思う。裁判だけではなく政治や医療の世界も同じく、ほとんどがAI化できると思うよ。どうせ何をしても責任不在の世の中だからね。

記憶に頼る仕事はどんどん淘汰されて、その情報をいかに活用して付加価値を産み出せるかが重要だろう。
休泊所。日帰りができない作業をするときは休泊所を建てて移動していたらしい。テントだと簡易設置できるから便利だけど、囚人は逃げ出す可能性があるから、こういった建物で看守が囚人を管理していたようだ。
鍛冶作業に勤しむ囚人。こうやってみると仕事は無限にあるよね。
監獄歴史館にて。網走がなぜ有名かといえばやはり過去の映画によるものが大きいと思う。高倉健といえば網走番外地というぐらい有名だからね。
そして網走といえば冬は極寒。刑務所の寒さは想像を絶したらしい。この名残が網走監獄の過酷なイメージを割り増ししている。
網走という地に刑務所が出来る事や、この博物館を資産として残すことにある程度の抵抗はあったと思う。アイヌ民族や朝鮮人も強制連行されてきたというし、先のように囚人といっても現代では罪に問われない人たちも奴隷のように扱われて多数の命がなくなったのも事実。日本の負の歴史の1つに違いはないが、綺麗ごとだけで国は守れない。

こういった負の出来事も踏まえて、この博物館は北海道という地を守り抜いてきた近代国家の歴史を知る上での貴重な資産であり、後世に残していくべきだと思う。
最後に土産コーナーへ。ここにある土産は他の物と比べて異質な物が多い。「網走監獄から帰りました」、「出所せんべい」、「指名手配犯」のクッキーやTシャツ。間違いなくここでしか買えない物ばかり(笑)
ということで、荷物を載せるのに苦労するバイクなのにここにしかない物を買っておく。会社の土産にしよう。しかし、囚人服のクッキーだけ見ても意味不明だろうね。
ここに来たときは雨が強かったけど、今は雨は止んでいるようで路面も乾き始めている。バイクがいつの間にか増えている。皆、考えることは一緒。

さて、今のうちに西に向いて走ろう!

■ 西に向いて走ろう
博物館 網走監獄から国道239号を走る。左手に見えるのは網走湖らしい。網走に湖があるのは初めて知った。
国道239号から左折して道道104号で北見方面へ。
北見まで36キロ。網走と北見はそれほど遠くはない。網走より北見の方が遥かに大きい町だけど、行政の中心は網走市にあるらしい。
天気は相変わらずの状況。路面は微妙に乾き始めているけど、今にも降り出しそうな気配。ポツポツと水滴が落ちててきた。
国道39号に入っても天気は変わらず。雲が厚い。昨日の霧と同じぐらい楽しくない。
天気がまったく変わらないまま遠軽までやってきた。道の駅「遠軽森のオホーツク」に入る。
この道の駅はかなり新しい施設でサービスエリアの装いだが、特に惹かれるものはなく・・・。最近、小奇麗だけどこれといった特徴のない道の駅が増えたよね。

とりあえず道の駅の定義を満たしているから道の駅を名乗っているだけのところが多い気がするが、どうせやるなら徹底的に地域色を出して他の道の駅では真似できない個性ある道の駅を目指して欲しい。(一定の売上が目的であれば没個性化になるのは仕方がないし、数を増やすのが目的であれば個性は後回しになるからね。寂しいけど冒険せずにある程度の売上となると没個性化になるのはしょうがないのかな)
道の駅を離れて走り出すと、とうとう雨が降り出してきた。一部の望みに繋いでいたが見事に打ち破られる。そしてかなりの雨。
横着してコンビニで買った簡易合羽しか着てなかったが、ここまで降るとは思わなかったので一旦すぐ近くの道の駅「まるせっぷ」に避難する。雨が降ると計画が大きく狂うよ。
時間は正午過ぎ。本当は他のところで食事をしたかったが、雨が降ると他のところに立ち寄るのが面倒なのでここで済ますことに。(屋根のない場所で合羽を脱ぎ着するのは非常に辛い)
食事中に外を見ると、かなりの豪雨で全然止みそうにない(T_T) メニューはあくまで北海道に拘るということで味噌ラーメン。味は至って普通。北海道らしいメニューはこれしかなかったのでね。
もう少し時間を潰してみよう。状況が変わるかも知れない。同じ敷地内にある木芸館へ。
この木芸館は木の工芸品が沢山置いていて見ているだけで楽しい。鉄やプラスチックの物が多い中、昔ながらの木の製品は温かみを感じる。岡山のおもちゃ王国に木のおもちゃがたくさんあったけど、アイデア満載の木のおもちゃを見ると感心することしかり。

とはいえ良い物は値段もそれなりにするので、飽きが来ずに長く使えるもので安価なものを探すのも楽しい。バイクなのでついつい購入せずに出てきたが、娘に何か買っていけばよかったと後悔。

■ 雨がさらに酷くなってきて・・・
道の駅を出て走り出すが、雨が一向に止まない様子。天気予報通りなので、グウの音も出ない。
遠軽から無料の自動車道路が続いているが、北海道はどこも道が広くて走りやすいのにこんな道路がいるのだろうか。
自動車道路を走らずに進んできたが、途中で急カーブが続く峠になる。北見にあるわけではないのに北見峠というらしい。晴れだと相当楽しいと思うけど、雨の今は神経ばかり使って楽しくない。

やっぱり自動車道があったほうが便利だ(笑)
前述の博物館網走監獄で見た通り、北海道は囚人たちによって開拓された道路が多数ある。今走っている国道333号は昔は中央道路と言われ、囚人たちが開拓した道路の中でも特に難工事で大勢の犠牲者が出たと書かれていた。北見峠はそれぐらい急なカーブが続いていて、相当の難工事であったことは走っていて感じとれるよ。
北見峠を降りてきて国道39号との分岐に出てきた。この道は初日に富良野から層雲峡に向かう際にも走っている。旭川方面は右折へ。
上川層雲峡ICから無料の自動車専用道路に乗車してすぐ先の比布北ICで下車する。相棒と「ぴっぷ」という読み方がピップエレキバンみたいという話で盛り上がったりしたが、実際に比布駅でピップエレキバンのCMが作られたこともあるらしい。北海道は元々アイヌ語に由来する地名を無理やり漢字に充てているから変わった地名が多い。

■ 北上していこう!
比布から国道40号を北上する。7年前のツーリングと9年前のツーリングでもこの道を走っているはずだが、記憶にはない。
空は変わらずだが、雨がさらに酷くなってきた。ボクはダイネーゼの防水ブーツを履いていて、このブーツは水の中を長時間歩いてもまったく水が浸透しない優秀なブーツなのだが、いつの間にか靴下が濡れてきた。どうやら、足首から水が少しずつ落ちてしまったようだ。
剣淵から士別入って、少し天気が回復しているような兆しが見える。
士別市街地入って雨が止んだ。左折して国道239号に入れば、海側の羽幌町や苫前町に出ることができる。7年前は左折したが、今回はまっすぐ進む。
名寄市街地に入り、道の駅「もち米の里 なよろ」で休憩する。道の駅「まるせっぷ」から雨の中を130キロぐらい走ってきたから疲れたよ。疲労困憊だ。
マスクの着用がないと店内に入れないらしい。警告から強制に変わりつつあり、北海道に来てますますコロナ関連が騒がしくなっているね。GoToキャンペーンと相反しているのが気になるよ。

さて、現在の時間は16時。日没まであまり時間はなく、今日中に稚内までは厳しいので当初の予定通り天塩町でホテルを探してみる。一応、事前に調べていたホテルに電話すると今日は2室空いているようなのでここで予約しておく。
中に入ると相当美味そうなソフト大福が。メロンの大福ってメロンが入っているのか?一瞬、迷ったが、もうすぐ夕飯なので我慢しておく。でも、そもそもこの先に夕飯を食べられるところがあるのだろうか?この先の音威子府は常盤軒の駅蕎麦が有名だが、時間的にかなり怪しいし、宿泊先の天塩町に食事処があるとは思えず。

相棒に相談すると「セイコーマートはある!」との回答。ガーン、今日もセイコーマート(T_T) セイコーマートフリークの相棒はまったく問題ないらしいが、ボクにとっては大問題だ。

■ 天塩に向けて
天塩に向けて走り出す。左手に風連正麺(ラーメン屋)が見えてきた。9年前のツーリングではここでラーメンを食べた記憶があるよ。身体が冷えに冷えていたのであのときは助かった。相棒にその話をすると、場所は覚えていないがラーメンで救われたのは覚えているとのこと。
9年前と同じく、名寄市街地からバイパスに乗って一気に北上しよう。
稚内の案内が出てきた。過去、2回稚内にいっているけど、この文字が見えるとワクワクする。先の空に白い隙間が見える。雨は止んできた。
終点の美深北ICで再び下道に。どんどん北上しよう。
音威子府村に入った頃には白い空が目立ち始めてきた。天気がかなり回復してきたよ。相棒と「もう合羽を捨てようか」とアホな会話をするぐらい嬉しくなってきた。
音威子府市街地に入ると「おといねっぷ美術工芸学校」の案内が出てきた。ここで初めて気づいたが、この美術学校はかなり有名で確か日本全国から優秀な芸術家の卵が集まってくると聞いたことがある。周りは何もないので美術や工芸に集中できるとか。環境としては最高だと思うが、娯楽は一切ないし、この狭い環境に馴染めないと辛いのである程度の覚悟は必要だろう。
道の駅「おといねっぷ」に到着。バイクを降りて中を覗いてみるが・・・。
やはり既に閉まっていたよ。17時に閉店したらしい。道の駅自体も閉まっているようだ。(後で知ったのだが、常盤軒はその少し手前のJR音威子府駅に併設されているようだが、14時には閉店するらしい。ボクは道の駅とJRが合体していて、この中で常盤軒の蕎麦が食べられるのかと思っていたよ) また機会があれば寄ってみよう。
名寄から音威子府まで国道40号をひたすら走ってきた。9年前もこの道を逆方向から走っているが、ほとんど記憶に残っていない。当時は雪の中をひたすら走るだけの辛いツーリングだったが、今日も天気が悪いとはいえ、あの時と比べるとまだ全然楽しいよ。(笑)
再び国道40号に戻り、今度は西に向かって走る。
久々のピースサイン。雨が降っていたら皆、ピースサインは出さないからね。

音威子府から先は急に山深くなってきた。北海道は山深い中を走る道路が多いが、全体的に道東より道北のほうがより山深い感じがする。
国道40号を離れて道道119号へ左折する。
道道119号に入って一切クルマとすれ違わない。誰もいない深い森の中を走るのに道は広くて走りやすい。この誰も走らないけど道が素晴らしく広くて走りやすいのが北海道。
たまに一戸建てや納屋があるが、走れど走れど店らしい所は一切なく、周辺に大きな都市があるわけでもなく、皆、どこで買い物をして生活をしているのだろうか。自給自足なのかね。
国道232号の分岐点まで来た。国道232号はオロロンラインと呼ばれる素晴らしい景観の快走路だ。左折して天塩方面へ。
国道232号に入って、山側はまだ雲が多いが、海側はかなり雲が少なくなっている様子が見れる。この道は過去2回走っているけど、相変わらず気持ちがいい道で何回走っても楽しいよ。ライダーとすれ違う頻度も内陸と比べると極端に多い。あまり飛ばし過ぎないようにね。(^^)/
ようやく天塩町に入った。道東のオホーツク、網走から道北の日本海、天塩まで実に長かった。
そして天塩市街地に入り、今日泊まるホテルに到着。今日泊まるホテルは「サンホテル」というビジネスホテル。見た目は民家みたいだ。いや、今日も本当に疲れたよ(笑) 毎日、遊びにしては相当ハードだね。

(多大な時間と金を使って体と神経を使って危険を省みずに雨の中でも走りまくる・・・。この趣味がわからない人にとっては意味不明だろう(笑))

■ 夕食を食べに行こう
早速ホテルにチェックインする。

万が一の望みに掛けて、この辺りで食事できるところはないですよね?と聞いてみた。すると女将さんにニヤっと「ありますよ~」と返された。思わぬ回答にガッツポーズが出てしまった。先にセイコーマートで夕飯を買おうか迷ったが買わないでよかったよ。

※ ボクの質問はないですかね?ではなく、ないですよね?と聞いたのがミソ。女将さんは田舎と思って馬鹿にしたでしょ?という感じの回答だった(笑)
チェックイン後はとりあえず部屋に入って荷物を置きに。部屋は6畳の和室だが、風呂もトイレもついていてこれで十分。しかし、和室のホテルなんて今まで数多くの出張も含めて初めてかも知れない。それぐらい、ボクの中では和室という選択肢はない。
着替えたあとは女将さんに教えてもらったところへ行ってみる。サンホテルから500メートルほど。「くわむら」さんへ。

(女将さんには、愛想のいいけど営業時間が短い店と愛想はよくないけど営業時間が長い店の2か所を教えてもらったが、相棒と相談して前者を選んだ)
メニューは特に北海道らしいものはなかったので、「スペシャルとんかつ」にしてみた。相棒も同じものを注文。
くわむらのスペシャルとんかつ。このトンカツ、只者ではないぐらい美味い!トンカツの中にピーマンが入っていて、ピーマン好きなボクにとってはたまらない。しかし、トンカツ自体も肉も上質の肉で厚みがあってジューシー。さらにコバチの一品一品も味が素晴らしく、ここ数年、これほどの定食は食べたことがないというぐらい最高にウマかった。くわむらのスペシャルとんかつ、恐るべし。(3日連続で悲惨な夕食だったけど、ここで逆転満塁ホームランを打った感じだ)
宿に帰ったあとは靴の中に新聞紙を入れておく。こうすると明日の朝までに靴の中が乾くはず。このとき、女将さんが出てきて、靴をボイラー室に置いておいたほうがいいですよ、と言っていただき、ボイラー室に置いていただいた。感謝!

ちなみにここの女将さんは明るくて面白くてかなり気さくな人だった。お客さんは常連客も多いみたいだ。

今日は雨の中で散々だったけど、それでも北海道の地を走る楽しみは感じることができた。博物館で北海道の歴史をさらに知ることができたし、そのおかげでツーリングできる今の幸せをさらに実感することができたと思う。明日はいよいよ北海道最終日。天気も少しずつ回復するようだし、明日は道道106号経由で稚内に出て、それから宗谷岬に行って、そこからひたすら南下して小樽に戻りたいと思う。

今日の走行距離:367km

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