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北九州を出発 (北九州~美東SA)
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去年に続いて今年も同じ時期に北海道へ。今日は金曜日だが去年同様、午前中で仕事を切り上げて今から舞鶴へ高速で移動する。舞鶴から小樽行きのフェリーは23時50分に出航。北九州から舞鶴までの距離は620キロ。
去年は相棒と2人だったが今年はボク1人。出発前にオドメーターを確認して、今回のツーリングの走行距離を記録するためにトリップメーターBをクリアしておく。(トリップメーターAはガソリン給油ごとにクリア) ちなみにオドメーターの数値は20256キロ。2年半での走行距離なので妥当だと思う。
さてと準備も整ったので出発しよう。現在時刻は12:40。 |
走り始めてすぐに下到津インターチェンジから北九州都市高速へ。去年と比べると若干曇りがちだが、既に梅雨明けしているからか、去年より暑い気がする。 |
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北九州都市高速から九州自動車道へ入って関門橋へ。九州とはしばしお別れ。ソロなので会話もなく淡々と。 |
高速移動で気になっていたのはタイヤ。ゴールデンウィークに東北に行く予定だったので4月に前後のタイヤを変えてツーリングに備えていたが、結局走れず仕舞いでタイヤを3か月近く眠らせていたのだが、調子はすこぶるいい。
ブレーキパッドとチェーンも先週バイク屋に急いで注文したが、今回のツーリングには間に合わなかった。在庫品であれば間に合ったが、現状の残量や状態を見ると今回のツーリングぐらいは持つと判断したので北海道から帰ってきて交換することに。 |
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今日は片側工事中が多い。結構な人数で対応しているが20年後はロボットが自動で道路を点検をして不備があると自動で補修している気がする。 |
走り始めてまだ80キロだがガソリンを満タンにしていなかったので美東サービスエリアで停車。現在時刻は13:48。神戸ナンバーと福岡ナンバーのバイクが停車していて、神戸ナンバーのバイクは荷物が多いのでツーリングの帰りだろうか。(国道269号のステッカーがあるから鹿児島からの帰りかな) |
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併設のガソリンスタンドへ。サービスエリアも最近セルフ形式が多くなった気がする。セルフでもレギュラーでリッター168円とはさすが高速道路の給油所。下道より10円は高いが、入れないわけにはいかないので仕方なく。さて、また出発しよう。 |
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■ 美東SAから行けるところまで
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美東サービスエリアを出発すると、すぐに山口ジャンクションの分岐に差し掛かる。
山陽自動車道は左側に旋回、中国自動車道はそのまま真っ直ぐ進む形だが、9割方は山陽自動車道を走るので真っ直ぐが山陽自動車道に変えてくれないだろうか。(昔、宮島に行くのに間違って真っ直ぐ走ってしまったことがある)
今回はこのまま真っ直ぐ進んで中国自動車道へ。 |
山陽自動車道と分岐した途端にクルマはいなくなる。走りやすさという点では素晴らしい状況だが、天気がイマイチ。曇りが多くなってきて陽が出なくなった。 |
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工事中の片側一車線も多くて10キロぐらい続く。山陽自動車道でこの長さだと渋滞が起こりそうだ。 |
そして雨がパラついてきた。雨は嫌だが暑さを感じないのが唯一のメリット。パラつく程度だとある意味、走りやすいが・・・。 |
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途中、本降りになった後は小雨になって広島県に入る頃には小康状態に。雨に結構打たれたが外気が暑いのですぐに乾くだろう。 |
吉和サービスエリアを通過。既に美祢サービスエリアから100キロ以上走っているが暑さを感じないせいか疲労感なし。まだまだ休憩なしで走れそう。 |
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戸河内インターチェンジを通過する。ずっと山の中を走ってきたので久々に民家が並ぶ景色を観た。昼間走っても寂しいが夜だともっと寂しいのが中国自動車道。 |
中国自動車道はトンネルが少ないと言いつつ、このあたりは加計東、加計西、牛頭山といった3000メートル級の長大トンネルが続く。 |
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大阪まで349キロ。かなり近づいてきた気がする(笑)
ただし、舞鶴は大阪より遠い。北九州から北海道ツーリングの一番の壁がこの舞鶴までの自走。(4回目だから慣れたもの?) |
安佐サービスエリアを過ぎた頃からかクルマが増えてきた。案内板に浜田や松江などの山陰の都市と大阪が並ぶのも若干違和感がある。位置的には全然違うからね。 |
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三次市に入る。三次と書いて「みよし」。庄原と並んで内陸の中心都市。美東サービスエリアからノンストップで180キロ走ってきたが疲労なし。どこまで走れる?現在時刻は16:00。 |
とうとう津山(岡山県)の表記も出てきた。疲労をほとんど感じずに走っているのでこのままノンストップで広島県を通過しそうな勢い。 |
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七塚原サービスエリアを通過する。美東サービスエリアからここまでちょうど200キロ。去年も一気にここまで走って休憩したと記憶するが、今年はそれ以上のハイペース。ソロだから余計にそうなるのかもね。 |
ノンストップで行けるところまで・・・と言いたいところだが、身体は大丈夫でもどこかでガソリンを入れるためにサービスエリアに立ち寄らないといけない。高速走行で燃費はそれほど伸びておらず、今の燃費はリッター25キロぐらい。SV650のタンクは14リットルなので、このペースだと300キロ前半での給油が必須になる。次の大佐サービスエリアでの給油が目安かな。
なお、SV650は4500回転以上になると極端に燃費が落ちるが、4000回転以下であればリッター30キロ超となる。リッター30キロだとヤマハのシグナス(125㏄)とほとんど変わらないからSVの燃費性能は相当優秀だと思う。 |
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岡山県に入る。広島県をノンストップで抜けてきた。 |
新見~北房間の魔のカーブ地帯。ここから60km/h制限が続く。バイクは適度なカーブがあるほうが走りやすいけどね。 |
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中国自動車道恒例の宝塚の渋滞情報も出てきた。広島、岡山の中国自動車道を走っていると渋滞という単語は遠い世界に感じるよ。ただ、今は新名神自動車道で大阪市街地を通らずに高槻まで出られるので関西圏の渋滞もかなり緩和されたのではないかな。
ちなみに舞鶴行きは宝塚を通らないのでこの渋滞情報は何も怖くない。 |
そして大佐サービスエリアに到着。美東サービスエリアから実に280キロをノンストップで走ってきた。さすがにクタクタ(笑)ノンストップで走る距離としてボクの持つ記録を更新。現在時刻は16:58。 |
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美東サービスエリアから大佐サービスエリアまで一気に走ってきた。天気が悪い分、暑さを感じず、さらに適度に雨に打たれたせいかちょうどいい感じで走ってこれた。晴れていたら暑くてここまで一気には走れなかっただろう。 |
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■ 大佐サービスエリアにて
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バイクを降りると足に力が入らなくなっていて思わずのけぞってしまう。意識的には疲れていないが足腰は疲労しているようなので長めに休憩しよう。 |
外にある長めのベンチ。昔、夜間走行でヘトヘトになってベンチで寝たことがあったな。この時期の夜間は虫が多そうでちょっと厳しそうだが。 |
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交通情報を見ると中国自動車道は工事中ばかり。確かにここまでも片側一車線ばかりだった。対照的に山陽自動車道は工事中はほとんどないが、交通量が多い山陽自動車道のほうが工事が必要な気がするが、これはなぜ? |
コーヒーを飲んでしばし休憩。ドリップするタイプの自販機だが、値段の割りに味はイマイチ。つい、コンビニコーヒーと比べてしまうが、あちらは相当優秀だからね。ただ、この自販機は蓋が付いて出てくるのでそこは素晴らしいと思う。 |
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中国自動車道名物、人気のない売店。未だに営業できているのが謎なぐらい客がいないが、特需でもあるのだろうか? |
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明るいうちに行けるところまで行ってやろう!
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大佐サービスエリアで20分ほど休憩した後、ガソリンを満タンにして再度東へ向かう。舞鶴港まで残り260キロ。一気に走ってきたとはいえ、ゴールまではまだまだ長い。 |
現在時刻は17:25。今はまだ明るいが暗くなると虫の大群がこれでもか!とぶつかってきてバイクやジャケットが悲惨なことになるので、明るいうちに走れるだけ走り切ってしまおう。去年は兵庫県に入った辺りで虫にやられたが、今年は30分以上ペースが早いのでこのまま走り切れば去年よりはかなりマシになるはず。
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18時過ぎに勝央サービスエリアを通過する。ここから舞鶴港までちょうど200キロ。 |
ようやく兵庫県へ。射程圏内に入った! |
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18:45に加西サービスエリアを通過。まだ明るいぞ。 |
19:07に舞鶴自動車道へ分岐する吉川(よかわ)ジャンクションに入る。相当のハイペースでここまで来た。舞鶴港まであと90キロ。 |
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西紀サービスエリアを通過する。19時20分を過ぎて陽が落ちたが、まだかろうじて明るい。去年、ここのサービスエリアで休憩したときは既に真っ暗だった。 |
そしてそのまま突っ走って舞鶴西インターチェンジに19:53に到着。こんなに早く舞鶴に入れるとは思わなかった。ちょっと今回は飛ばし過ぎたかな。 |
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そして舞鶴市内でガソリンを入れたあとはいつもの夕食スポットのココイチへ。
(実はここで食べれたのは運がよくて20時半にラストオーダーだった。ちなみに横のお好み焼きの「おかあちゃん」は20時半で閉店) |
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大佐サービスエリアから一気に舞鶴まで走ってきた。距離にして250キロ!舞鶴市内でガソリンを給油しようと停止したところ、足に力が入らずに立ちゴケしそうになった。280キロ、250キロと立て続けに走ってきたので、さすがに疲労が溜まっていたのだろう。 |
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■ 舞鶴港へ
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夕食後は舞鶴港へ。今年もまたここに来れるとは思わなかったよ。 |
受付のため窓口へ。旅客と乗用車は空きがあるが、バイクは空きなしでキャンセル待ち。 |
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ツーリストA(二等寝台)を予約していたが、ここまで来るのに既にクタクタで個室でゆっくりしたかったのでステートB(二人部屋)に変更した。タイミング悪く今日から貸し切り料が必要だが、こういった機会はなかなかないのでね。恒例のグリルのランチとディナーも予約しておいた。 |
出航まで2時間以上あるのでバイクもまだ少ない。去年同様、この待ち時間がたまらないね。 |
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バイクが続々とやってくる。当然ながら関西圏のナンバーばかり。関西圏なら仕事帰りにもここに来られるからね。福岡や鹿児島のナンバーもいたが、ボクと同じように今日一気に移動してきたのだろうか。 |
22時半になって乗船案内が始まり船内へ。 |
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狭い空間に縦列でバイクを配置する。去年は広い場所に横並びだったが、受付手続きするタイミングによって変わるのだろうか。2011年に最初に北海道ツーリングしたときも同じような感じだった。 |
荷物を必要最小限持参してエントランスに移動する。ステートBのカギを受け取って部屋へ。 |
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8年振りの久々のステートB。やっぱり個室がいいよ。今日はゆっくり寝られそうだ。 |
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走行ルート |
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北海道ツーリングもすでに4回目で北九州~舞鶴走行もだいぶ慣れてきたが、今回が一番ハイペースだった。歳を取ってペースが落ちるどころか毎年ハードになっているのはなぜ?(笑)おかげで今日はゆっくり寝られそうだ。明日は恒例どおり終日フェリーで21時前に小樽に到着するのでそのまま小樽に宿泊する予定だ。