SV650で北海道ツーリングに行ってきました(横須賀~(東京九州フェリー)~北九州)

<SV650で行く長距離ツーリング29>

予定ルート




7/24(土)

■ 東京九州フェリーの船内にて
夜、なかなか寝付けずに朝6時半に目が覚める。

寝付かなかったのは前日に疲労が溜まり過ぎていたせいではなくて船が非常に揺れるため。横になっていても船が上下に揺れているのを強く感じる為、必然的に眠りが浅くなる。

こんなに揺れる船に乗ったのは昔、新婚旅行のイタリアのカプリ島に行くときに乗った小型船ぐらいで他に記憶にない。

現在地は三重県の南部にいるようだ。
気分転換にフロアに出てみるが誰もいない。皆、気分が悪くて起きれないのではないだろうか(笑)

外に出て歩くのすら難しいぐらい揺れている。

阪九フェリーや新日本海フェリーで揺れを感じた記憶はほとんどないのだが、今まで瀬戸内海や日本海ばかりで太平洋側の航路に乗ったことがなかった。太平洋側だとこれぐらい揺れるのが普通なのか、それとも沖縄地方に台風がいるから揺れるのかがよくわからない。
デッキに出てみよう。海を見ていると少しは気が晴れそうだ。
天気が良くて風が気持ちいいが、揺れを何とかして欲しい。船には相当乗っているが、これだけ揺れるのが辛いと思ったことはないぐらいだ(笑)
船内に戻り、ロビーに行くとクロスワードが。今の状態で頭を使う気が一切しないのでパス。
後でプラネタリウムが上映されるらしいので楽しみだ。
 
■ 昼食~夕食まで
昼になっても揺れは相変わらずだが、せっかくなので食堂を利用してみよう。レストランの昼食営業は12:00~13:00の1時間のみ。揺れで体調はイマイチでも食べる物は食べたいという卑しさがボクの性分。
注文は各席に配置されているタブレットで。最近、どこのレストランでもタブレットを見掛けるが、これは便利だと思う。店員も注文にわざわざ聞きに来なくていいし、聞き間違いもないし、会計もわかりやすいし、データとして記録に残すのも容易だし、メニューや金額の変更も容易。
三崎港まぐろ&湘南釜あげシラス丼にしてみた。昔、三崎でマグロを食べたし、去年は湘南ではシラス丼を食べたが、再度食べられるとは思わなかった。味はベターで1200円であれば十分価値があると思う。
会計もセルフでハイテクだ。最新設備満載で素晴らしい。これがあれば人を常時配置しなくていいし、会計ミスもないからね。
昼食を食べて眠くなったので少し仮眠する。フェリーは既に足摺岬の南まで来ているようだ。心なしか揺れも減ってきた気がする。
プラネタリウムが上映されるらしいので利用してみよう。
中は簡易的なものだが、そのうち真っ暗になって天井に映像が表示される。ただ、肝心の中身が海をイメージした映像をずっと流しているだけという意味不明なものでイマイチ。何らかのストーリー物だと楽しめると思うけどね。
17時を過ぎて九州と四国の間に入り、佐田岬が見えてきた。まさか北海道ツーリングの帰りに佐田岬を見るとは思わなかった。いつもは国道九四フェリーに乗って九州と四国を行き来するが、少し離れた場所から佐田岬半島を見ると、その細長さがよくわかる。瀬戸内海に入ると揺れをほとんど感じなくなった。
ちょうど国道九四フェリーが通過!去年までは頻繁にあの船に乗って実家の四国と行き来していたが、母が亡くなった為、今後あれに乗ることはほとんどないだろう。将来、ボクが定年退職したときに母がまだ生きていたら四国に戻ろうかと考えたこともあったが、それがなくなった今、ボクが四国に戻る理由はなく、九州で生涯を全うするだろう。
18時になり夕食へ。黒潮松花堂御膳を頼んでみた。若干量が少ないが味はGOOD。
揺れが無くなったので俄然食欲が出てきて追加で湘南シラスのシカゴ風ピザを頼んでみた。固い生地の中にシラスとチーズが入った何とも不思議な食べ物でこれもGOOD。
 
■ 北九州へ
19時になり、フェリーが新門司に近づいてきた。既に国東半島まで来ており、新門司まではもうすぐだ。
東京九州フェリーの「はまゆう/それいゆ」の紹介。新日本海フェリーの「はまなし/あかしあ」と比べるとフェリーの大きさはあまり変わらないのに乗客数や乗用車の積載台数がかなり少ないが、船の内容が豪華なせいだろうか?
フェリー製造の過程を見ていたが、船の世界も設計から納品まで様々な工程があって、見ているだけで面白い。実際に仕事に携わっている人はプレッシャーの連続ではあろうけど(笑)
21時前になり新門司に到着。いつもの北海道ツーリングだと舞鶴に到着してそこからまた延々と北九州まで高速道路で帰らないといけないが、今回はそれがないので不思議な感覚だ。
車両甲板へ。バイクが少なくて下船もすんなりと。
そして新門司から戸畑まで無事に戻ってきた。北海道ツーリングはこれで終了。
横須賀から北九州まで無事に帰ってくることが出来た。最後は恒例のエピローグで。

今日の走行距離:23km

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