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フェリーの中で
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朝、いつの間にか部屋の照明が点灯していて目が覚める。時計を見ると5時過ぎだが、フェリーが奄美大島に到着したらしい。
寝るときは周辺に結構人いたが、奄美大島でほとんどの人がいなくなった。部屋の人数が減ってラッキーと思っていたら、今度は新しい顔ぶれが続々と部屋に入ってきた。奄美大島から沖縄まで利用する人も多いようだ。
昨日はあまり熟睡できなかった。フェリーは揺れるし、2等なので騒音はあるし、着替えもできないまま寝たのでね。やっぱり2等の雑魚寝は疲れる。 |
現在地は奄美大島。奄美大島は鹿児島県だがどちらかというと沖縄本島に近い。結構大きい島で本土以外の離島(北方領土は除く)では面積は新潟の佐渡島に次いで二位、人口は一位で約6万人。 |
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5時50分を過ぎてフェリーが奄美大島を出発する。鹿児島からかなり沖縄寄りに来ていると思うんだけど、沖縄までまだ遠い。 |
食堂の朝食メニュー。朝からカレーもあるようだが、昨日の揚げ物続きで若干胃が持たれ気味なので朝食はパス。 |
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恒例の相棒との暇つぶし。ボクが大駒を入手するとあっという間に勝負が着いてしまう(笑)
何局か指したが、飽きたのでまた仮眠しよう。 |
11時過ぎに再び目が覚める。気分転換に外に出てみるが、天気は以前曇り空。昨日からずっとこんな感じだが、かろうじて雨が降らないのが救いといったところか。沖縄ではもう少し雲が薄くなって欲しい。 |
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ダラダラしていると昼になった。朝食を抜いたので昼食に期待していたが、食堂は開放せずに弁当制とのこと。弁当のメニューを見るとまたも揚げ物ばかりで致し方なく唐揚げ弁当に・・・。昨日から3食連続で揚げ物ばかりで胃にもあまりよくなさそうだ。とはいえ、とにかく退屈で食べる事しか楽しみがないので仕方なく注文。
新日本海フェリーのグリルが懐かしい。 |
弁当を食べたあとにまた仮眠。
目が覚めてまだ沖縄に着かないのかタブレットで現在地を確認したところ、フェリーは現在、沖縄本島の南側を通っているようだ。当初の予定だと北側だったと思うが、何故南側を通っているのだろうか? |
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そしてダラダラダラダラしていると、ようやくフェリーが那覇に到着とのアナウンスが入る。16時入港予定だったが、結局現在時刻は16時50分。(それでも他の島に寄港していないから早いのは早いんだけど) 鹿児島から那覇まで本当に長かった。 |
丸1日過ごした船を後に下船する。やった、沖縄だー!でも空は九州の空と変わらず曇り雲。明日以降は何とか快復して欲しいがどうなることやら。 |
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24時間振りにバイクと御対面。今まで乗ったフェリーの中で一番長時間だったが、それに比例して一番辛いフェリーだった(笑) 帰りもこれに乗ると思うとぞっとするが今は考えないでおこう。 |
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■ ホテル到着、国際通りへ
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さて、フェリーを下船して沖縄の地へ踏み出した。これでバイクで47都道府県を制覇!(^^)/
喜びも束の間、早速ナビで今日泊まるホテルを検索するが、ここからホテルまでの距離は1キロ。思った以上に近かった。 |
早速ホテルに向かおう。那覇市は東京、大阪を除いて人口密度が一番高い場所で有名だが、少し走るだけでも大都会の様がわかる。(10年前に旅行で来たときも渋滞だらけだった) |
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程なくして今日泊まるホテルの「那覇東急REIホテル」に到着。キャンペーン中で2泊8600円という安さだったのでここにしたが、想像以上に立派なホテルでびっくり。一応、事前に電話確認してバイクも駐車(有料)できると聞いていたが、どこにバイクを停めるのかね? |
受付で確認するとバイクはすぐ横の駐輪場専用の場所に停めていいとのことでそこに移動する。1泊600円とバイクにしてはかなり高額だが屋根があるのは助かるよ。那覇は土地が狭いからね。こうやってバイクが停められるだけでも有難いよ。 |
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チェックイン後、部屋に入るが内装も価格以上に立派。今日はベッドで寝られるので良かったよ。耳栓もしなくていいし。ただ、フェリーの中でずっと寝ていたから、夜寝られるかが若干心配ではあるが。 |
ただ、この部屋は部屋に浴槽がなくてシャワーだけ。
あちゃー、実はフェリーの中もコロナ対策でシャワーしかなかったのでシャワーを浴びずにフェリーを過ごしたが、ホテルもシャワーだけとは思わなかった。のんびりと浴槽に浸かりたかったんだけどね。南国だと冬でもシャワーだけで十分なのだろうか。 |
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とりあえずシャワーを浴びて身支度をして相棒とロビーで待ち合わせしているとサンタさんからお菓子のブレゼントを受ける。そうか、今日はクリスマスか。南国沖縄とクリスマスは非常に遠い関係のような気がするが、とりあえず気にしないでおこう。メリークリスマス。 |
明日の最高気温だ。福岡は3℃、鹿児島でも5℃と相当寒いようだが沖縄は17℃と桁違い。それでも今日より4℃も下がるようなので明日は全国的に大寒波となる。今日本でまともなツーリングが出来る場所は沖縄だけ。
ただ、今まであまり気にしていなかったが、沖縄に来ると九州とは完全に別世界。九州沖縄と一括りにされると若干違和感がある。 |
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このホテル、18時までは泡盛飲み放題サービスをしているらしい。沖縄といえば泡盛だが、ボクは酒を一切飲まないので少し残念。酒を飲まないから泡盛や焼酎や日本酒の違いが一切わからない。 |
西表島の案内も。ただ、沖縄本島と西表島はあまりに遠くて同じ沖縄県とは思えない。昔は沖縄本島から石垣島までフェリーがあったようだが、今はフェリーがないので石垣島や西表島に基本、自分のバイクで上陸するのは不可能。(一応、貨物用のバイク輸送サービスもあるようだが・・・)
西表島まで行くと台湾が近いので、沖縄本島から石垣~西表~与那国~台湾という航路があれば台湾ツーリングも視野に入るのだけどね。
相棒がやって来たので外に出て食事処を探してみよう。 |
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外に出て国際通りまで歩いてみよう。ホテルから国際通りまで約1キロ。外は南国らしい雰囲気だ。 |
所変われば飲み物も変わる。さんぴん茶は確かジャスミン茶の事。シークワーサーも多い。10年前にシークワーサージュースを飲んだ時にその美味しさに感動したが、九州にすらシークワーサーはないからね。これを見ると沖縄に来たことを実感する。 |
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さてと沖縄最大の繁華街の国際通りまでやって来た。10年前に少し立ち寄っただけなので少し歩いてみよう。 |
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■ 国際通りを歩く
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国際通りに入ると周辺の店の多さに圧倒される。ここら辺はツーリングで来るには辛い。そもそもバイクの停め場所もないだろう。 |
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シーサーの置物も多い。しかしツーリングでこれを買って帰るのは無理。ただ、結構嵩張るので家でも邪魔になりそうだ。 |
海ぶどうもある。これも沖縄名物として有名だが、その値段をみてびっくり。100gが1000円!サーロインステーキ並み。ただ海で生えているだけなのに(笑) 名前は海ぶどうだが、実際にはぶどうとは似ても似つかないけどね。 |
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このTシャツはやばい!(笑)
本家から苦情が来ないのだろうか。これを着て合コンに行けばかなり受ける(いや、引かれる)と思う。これを買っても着る場面はないだろう。 |
土産は明日買うとして早く夕食にしよう。相棒と相談して今日は沖縄名物が食べられそうなこの居酒屋へ。 |
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中に入って早速注文する。シークワーサーのジュースとラフティ、海ぶどうだ。味はそれなりで可もなく不可もなくといったところ。シークワーサーが思ったより酸っぱい。沖縄名物の定番。 |
続いて沖縄そばにゴーヤチャンプル、アグー豚など。こちらも沖縄定番の料理。味は可もなく不可もなく。 |
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あっという間に2人で平らげてしまった。味はとにかく揚げ物から開放されて大満足。若干、金額が高いような気がした。国際通りにある店だからしょうがないといえばしょうがないが、とりあえず沖縄料理を堪能できてよかったよ。 |
今回、目をひいたのがこの島とうがらし。泡盛漬けのとうがらしだが、沖縄そばに入れすぎて若干酔ってしまった(笑) 結構強烈な調味料だ。 |
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食べた後はホテルに戻る。天気予報を確認するためにテレビを点けると今日は東北地方を中心に強烈な寒波が襲っていたらしい。沖縄にいると同じ日本とは思えない。 |
もう一つ気になるのはコロナウイルス。米軍基地でオミクロン変異株のクラスターが発生していて客足が減っているらしい。観光業が主の沖縄にとって非常に頭の痛い問題だと思う。人の流れを完全に封鎖すると経済も停止してしまうからね。最善の策というのは難しいが、状況を見ながら妥協案を模索していくことが重要。 |
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