Ninja250Rで四国本州ツーリングに行ってきました(新居浜~徳島~和歌山~伊勢神宮~亀山)

<Ninja250Rで行く長距離ツーリング20>

本日のルート




4/28(土)

■ 八幡浜を出発して四国カルストへ
朝、5時を過ぎると外が明るくなってきた。人生で初の野宿だったがとりあえず寝ることはできた。ただ、この道の駅は海の側にあるので夜は海風が寒くて熟睡とまではいかず少し眠い。八幡浜港からは深夜もフェリーが出ていたのでフェリーの汽笛も気になった。(それでも夏は気温がよくても虫が多そうなので、野宿するなら夏より今の時期)
起きた後、出発の準備をしていると、アドレスV125に乗った地元のおじさんが話掛けてきた。おじさんは我々のバイクに興味津々で早朝から色々と質問攻めに合う。おじさんも若いころは日本全国を走ったらしく、これから我々が走ろうとするルートを説明すると1つ1つ嬉しそうに回答してくれた。こういった出会いもツーリングの醍醐味やね。
そのうちに周りでラジオ体操が始まって人がどんどん集まってきたので早めに退散する。今日は四国カルストに行ってみよう。
八幡浜から国道197号で四国カルストへ向かう。国道197号は大分市から高知市まで通っていて途中、佐賀関~三崎間は海上国道となっている。(国道九四フェリー) 三崎から八幡浜は海沿いのアップダウンが激しい道だが、八幡浜から梼原町までは山中を走り、沿線は道の駅が多い。
朝早い時間に山中を走っていると身体が冷えてきたので、四国カルストに行く前に道の駅「日吉夢産地」で一旦休憩することにする。まだ7時半なので店は開いていない様子。(道の駅は朝開店が遅いのが難点) 赤ちゃんを抱っこした色っぽい鬼嫁を見ながら缶コーヒーで暖を取る。
道の駅「日吉夢産地」から四国カルストへ向かう。国道197号を走っていると程なくして四国カルスト行きの林道が左手に見えるので、その道を上っていけば四国カルストへ行くことができる。(写真撮り忘れ) 地図を見ると国道や県道が通っているが、いずれも狭隘道路なので騙される人が多い。過去のボクも何度も騙されて狭隘道路を走る羽目になった。ちなみに松山側からはいずれも狭隘道路を通らないと四国カルストに行くことはできない。四国カルストは一見さんには非常に難しいルートだと思う。

■ 四国カルストにて
林道を取って、四国カルストに到着。ボクのお気に入りの源氏ヶ駄場までやってきた。雲一つない快晴で空は真っ青!

すごい景色だね。素晴らしく気持ちがいいよ。山の深緑が凄い。青の空とのコントラストが素晴らしい。

カルスト台地。緑と白もよく映える。
源氏ヶ駄場から姫鶴平へ。相棒が立っている場所は愛媛県と高知県の県境。
相棒と記念写真を1枚。久万高原町は松山市と隣接しているが、ここから松山市は遠いので久万高原町は相当広い。

姫鶴平のキャンプ場にて。天気のいい夏にここでキャンプすると相当楽しいと思う。次回の目標にしよう。

■ 国道439号を走る
四国カルストから林道経由で国道439号に合流してひたすら国道439号で東に向かう。このあたりはガソリンスタンドも少ないので注意が必要。
11時半になりお腹が空いてきたので、国道32号沿いにある「ドライブイン引地橋」というところで昼御飯にする。
メニューを見て迷わず「あめご塩焼き定食」にする。ほかの物はどこでも食べられるからね。こういったところでは名物を食べるのが鉄則。
おでんも頼んでみる。
大根と巾着がボクの好物だが、今回は玉子とはんぺんにしてみた。
あめご塩焼き定食が出てきた。あめごの塩焼きと御飯、山芋小鉢、山菜そばが付いて1100円。蕎麦は祖谷そばのように太め。四国はうどん文化なので蕎麦を提供しているところは全体的に少ないが、ボクのように蕎麦派にはとても助かる。(ボクは蕎麦、パスタ、焼きそば、きしめん、ラーメン、いずれの麺も好きだが、うどんだけは食べない。うどんって食べにくくないですか?)
食事のあとは再び国道439号を走って道の駅「633美の里」へ。ここで相棒と同じ福岡ナンバーで色も同じホンダVTRがいて、しかも積んでいる荷物まで似ているという珍事が発生。四国で福岡ナンバーと出会う事自体が珍しいから。
633美の里(むささびのさと)は変わった名前だが、国道439号と国道194号の合流地点にあるから足して633。さらにこの辺りはムササビも生息しているらしい。日本全国にある道の駅でもかなりセンスのいい名前だと思う。
さらに走って道の駅「にしいや」までやってきた。バイクに上に見える「?」ボックスは何だ?(下から叩くとコインが出てくる?)
観光案内ステーションの「?」だったらしい。上の写真を見ると完全にスーパーマリオの世界。
国道439号は四国のほぼ真ん中を横断していて、南北を走っている松山~高知間の国道33号、西条~高知間の国道194号、高松~高知間の国道32号と交差する。大豊から高知自動車道へ入ることもできる。

■ 祖谷郷にて
祖谷の「かずら橋」まで来た。日本三大奇橋の1つ。
かずら橋の架け替え作業は相当手間がかかりそう。手で橋を作る作業は想像も付かないが、頑張れば手作業で橋が作れるということ。かずらを束ねればそれだけ強力ということか。
遠目からかずら橋が見える。昔、3年前に家族で渡ったが、娘がまだ小さかったので娘を片手で抱えながら渡った記憶がある。
ゴールデンウィークなのでかずら橋は人出が多い。かずら橋の通行料は550円。
人が多すぎて進むのが遅い。人の重さで落ちたりしないだろうか?かずらといいつつ、ワイヤーを張っていたりして。(というか、安全対策のためにワイヤーも張っているらしい)
かずら橋は3年で一度張り替えるらしい。しかも橋に使えるかずらの調達が厳しくなっているらしく、そう思うと550円も致し方なしといったところだろう。
今日の最後は祖谷の小便小僧にて。ここは地上から200メートルの断崖絶壁にあり、昔は度胸試しで小便小僧の像の前から子供が小便をしたという逸話が残っているが、これは今は絶対に無理。

このあとはボクの実家に帰って今日は新居浜で宿泊。明日は徳島から和歌山に渡って紀伊半島を横断したい。

今日の走行距離:338km


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