SV650で九州横断ツーリングに行ってきました(八代~人吉~西米良~尾鈴サンロード~尾鈴~日向~北川~佐伯)

<SV650で行く長距離ツーリング31>

予定ルート


八代市から九州南部を横断して佐伯市まで北上していこう


11/20(土)

■ 八代を出発
朝起きて空を見ると今日も快晴。昨日は疲労困憊だったのですぐに眠れたが、今日のツーリングルートを練っていると布団に入る時間が若干遅くなってしまった。突貫でのツーリングコースだが何とかなるだろう。

今日は国道219号でひたすら東に向かい、宮崎県では農道で北上しようと思う。要所で紅葉が見れるかな。
東横イン新八代駅前の朝食。コロナウイルス防止対策の為にこのまま部屋に持って行くことができる弁当方式。ないよりマシといったレベルだが、昨日のカレーと合わせて4750円だから文句はいえない。いつも泊まるAZホテルと比べるとクオリティに差はないが、AZホテルはバイキング形式なので東横インよりは若干上といったところ。
7時になり出発の支度が整った。何気にオドメーターを確認すると2万5千キロ弱。来年2月で丸3年になるが、これを多いと感じるか少ないと感じるかは評価が分かれるところ。現状だと不測の事態が発生しない限り、10万キロは乗り続ける気がする。ちなみに先代のNinja250Rは4万7千キロ走った。
さてと、早速走っていこう。7時を過ぎているせいか昨日より寒さが弱い気がする。九州南部だから気持ち気温が高いのかも知れない。
国道3号に入ると鹿児島市の案内が出てきた。鹿児島市は八代市からでも相当遠い。(新八代駅から鹿児島中央駅だと45分)
人吉の案内が出てきた。左折して国道219号へ。
国道219号に入ってすぐに「全面通行止め」の掲示板が出てきた。どういうことだ?
先に進むが、やはり通行止めらしい。緊急車両以外は全面通行止めらしいが、なぜそうなっているか調べてみると去年7月の豪雨で国道219号が全面通行止めになってからまだ復旧していないらしい。昨日ルート決めをしているときにそのことをまったく想定していなかった。

(豪雨による水害は知っていたが、まだ復旧中とは少しも考えなかった。それだけ災害に対して考えが甘いんだろう)
さて、急遽代替ルートを検討するが候補は2つ。1つは昨日走った県道25号を通って五木村から人吉に出るルートで、もう一つは高速道路で出るルート。下道をのんびり走るほうがツーリングとしては極上だが、昨日走った道に戻るのは若干抵抗があったので今回は仕方なく高速道路で八代から人吉に向かうことにする。
国道219号から国道3号に戻って八代ICから九州自動車道で鹿児島方面へ。
早朝の高速移動はかなり冷える。八代IC~人吉ICはインターチェンジ間の距離が日本最長(38.5km)らしいが、そのせいか山深く、陽も出てこない。
入口に信号機がある肥後トンネル。長さは6340メートルで九州で一番長いトンネルでタンクローリーなど石油や薬品などの危険物を積載した車両は通行できない。八代~人吉の山深さはこのトンネルが物語っている。
トンネルに入るとさらに冷気が襲う。そのトンネルを数本抜けると霧が出てきた。
山江SAで休憩しよう。朝からルートを強制変更させられた上に高速移動での寒さや霧もあって疲れた(笑)
すごい霧だ。辺りがよく見えない。北海道ツーリングでも所々で霧に悩まされたが熊本南部でこんなに霧が出るとは思わなかった。

(調べてみると人吉は盆地の地形上、霧が発生しやすく年間100日以上で日本でも1~2位の霧発生日数らしい)
そして山江SAはセブンイレブンが併設してあったので恒例のコンビニコーヒーで小休止。

ボクのツーリングでは1日1回、コンビニコーヒーとソフトクリームが必ず出てくるのがお約束になりつつある。
少し外れた場所にある休憩場所。屋根と椅子があれば寝袋1つで宿泊できる。

バイクは車中泊が出来ないので野宿する場合はテントが必須だが、テントは嵩張る上に設置、撤去が面倒なので今年からテントを持参しなくなった。ボクのような会社員だと遠出のツーリングでもせいぜい1週間しか時間が取れないので基本はビジネスホテル、ホテルがないとネットカフェでやり過ごす方針に変えている。

(ホテル泊は市街地まで出ないといけないのがネックなので民宿も検討中だが、民宿はホテルと違ってレベル差が激しいからね。蛭子さんの民宿嫌いはよくわかる(笑) 昨日は五家荘周辺で民宿に泊まっても良かった)
山江村の名物は栗まんじゅうらしい。ただ、山江村自体をあまり知らない。
 
■ 東に向いて走っていこう
小休止した後、再び山江SAを出発するが霧が晴れない。
人吉ICで下車する。霧が凄くて見えないがETCの料金表示は0円。国道213号が通行止めの為、八代IC~人吉IC間のみ料金無料らしい。
下道になったが霧がますます酷くなってきた。運転にも支障が出るレベル。
ナビに誘導されるまま東に向かう。快走路だと思うが景色が見えないので楽しさは一切ない。その上、ヘルメットは曇りだらけで前もほとんど見えないし、普通に走ることすら辛い。
このままずっと走り続けるのは危険なので途中に出てきたファミマで再度休憩。ここまで酷いとは思わなかった。

今日も快晴で朝からの走りを期待していたが、思わぬところで足を救われてしまった。人生、そんなにウマく事は運ばない。前も書いたが霧は曇りより性質が悪い。
少し時間をおいた後、再度出発すると若干青空が見えてきた。9時になり気温が上がってきたからか。
完全に霧が晴れた!気温も上がって来たし、やっと楽しく走れそうだ。
国道219号で山をどんどん上っていく。
そのうちに宮崎県に入り、西米良(にしめら)村まで近づいてきた。
西米良村に入った。山が続くが紅葉は見えない。
民家が出てきて西米良市街地が見えてきた。この辺りは九州山地の中でもかなり深いところにある。
村の中心っぽい場所が出てきたのでそこで休憩しよう。
人吉から国道219号を経由して西米良村までやってきた。ここは深い深い山の中にある村だ。

■ 西米良村にて
西米良村の観光案内地図。宿泊場所が意外と多い。
村営バス。この辺りは深い山の中で鉄道も通っていないので運転ができない高齢者にとってコミュニティバスは命綱。

ただ、日本の地方は高齢化や人口減少の影響でコミュニティバスの運営も困難という過疎地が増えているのが実情らしく、一番の問題が運転手。この対策として最近は全国で少しずつだが無人バスを試験導入していて、一定の成果は出ているらしい。なので、あと10年もすれば無人バスが一般的になると思う。

(中国だと5年も掛からないと思う。今や日本の技術力より中国の方が上。日本の失われた30年の代償は大きい)
バスの時刻表。バスの本数はそれなりにあると思うが運賃は結構高い気がする。利用者数を考えると致し方なしといったところだが交通費も馬鹿にならない。ここら辺も地方に住む欠点の一つ。よほど想い入れがなければ若い世代は皆、都会に出てしまうのだ。
さて、市街地を抜けて少し先に進んでみよう。百菜屋の看板が出てきた。百菜屋には10年前のツーリングで行った記憶があるが、今回も寄ってみよう。
程なくして百菜屋へ。駐車場から「かりこぼうず大橋」が見える。
日本一の木造車道橋、かりこぼうず大橋。なぜクルマが通るのに木造なのかはよくわからないが観光橋の一種だろう。
近づいて見ると確かに木造だが雨で腐ったりしないのだろうか。実用的にコンクリート橋と比べて木造橋のメリットが思い浮かばないが、景観やデザインは素晴らしい。
橋を堪能したあとは百菜屋に入ってみよう。10年前にここで食べた「しいたけ南蛮」が非常に美味しかった記憶があるが、今もやっているだろうか。
中に入るとあった、しいたけ南蛮。10時になったばかりだが、せっかくなので10年前の感動を味わいたくてもう一度頼んでみよう。
百菜屋のしいたけ南蛮定食が出てきた。しいたけを食べると10年前と同じで口が味を覚えていた。味は当時と同じく素晴らしくて、しいたけとタルタルソースが本当によく合う。小鉢も一品一品も丁寧に作られているのがよくわかる。46年生きてきて色んな定食を食べてきたが、この百菜屋のしいたけ南蛮定食は5本の指に入るだろう。(これで850円は本当に素晴らしい)
しいたけの肉厚さ。チキンも美味しいが、全部しいたけでもいいぐらい(笑)
 
■ 西都方面へ
さて、再び国道219号を進んでいこう。
人吉から西米良を走っていても紅葉は見えなかったが、西米良から東に向かう道のりでも紅葉は見えない。落ち葉がないからまだ紅葉には早かったのか。
左に流れる川は一ツ瀬川というらしい。ここも10年前も通っているはずだが、まったく記憶にない。
少しだけ紅葉が見えたのでバイクを停車する。とはいっても1本だけなので寂しい限り。
九州山地の山深さを感じながら走る。同じ九州でも阿蘇の明るい景色と違って深い山中を走るので展望は開けないがツーリングとしては素晴らしい道。本当に九州の秘境という感じがする。
途中で鳥居が見えたので立ち寄ってみよう。
この辺りは東米良地区になるらしいが、西米良村と違って東米良村というのはなく、西都市になるらしい。
この先の川を超えたところに速川神社というのがあるらしい。870メートル先らしいが、この急坂を歩く気はしないので速川神社はパス。川が綺麗なので少しだけ降りてみよう。
坂がキツイ。ずっと下り坂ならいいけどね。
一ツ瀬川だ。椎葉村が源で西都市を経由して日向灘に注ぐ二級河川。川が綺麗で浅いので夏はここで水遊びすると楽しそうだ。小学生の頃は川を眺めるのが大好きで川沿いをどこまで行けるのか歩いていくのが趣味だった。ボクは性格的に海より山の方が好きで、それは今でも変わらない。
さらに宮崎の自然を堪能していこう。程なくして国道219号と県道の分岐が出てきたが、直進して県道方面へ。
その先を左折して県道22号へ。
先ほどまでの山深さとは一転して今度は田が広がる。
田舎道から山道、民家と抜けてきて県道40号へ。この辺りがどこなのかよくわからないままナビに誘導されて進む。
確か、尾鈴サンロードという広域農道があったはずだが、このまま直進してみよう。
クルマはほとんど見掛けずにガンガン進む。周りにも店の類は一切なし。
木城と都農の分岐点が出てきたが、都農方面へ。
とにかく県道を走っていく。
しばらく走ると尾鈴山の案内板が出てきた。12時を過ぎたところだが、若干時間に余裕があるので少し寄り道して尾鈴山に進んでいこう。
5分ほど走ると狭隘道路の警告が出てきた。昨日も走っているからそれほど抵抗はない。
対向車が来ないか慎重に確認しながら走る。
尾鈴もみじ狩りというイベントがあるらしいが、もみじ自体がほとんど見えない。
狭隘道路から15分ほど進んできた先でクルマが何台か停まっていたのでバイクを停車する。ここから矢研の滝という場所に行けるらしい。
現在地から矢研の滝を見るとかなり距離があるように見えるが・・・。

看板を見ると矢研の滝まで徒歩30分も掛かるらしい。この辺りは結構有名なハイキングコースらしいが、滝を見るのに往復で1時間は辛いのでまたもパス。山登りやハイキングがメインだと全然いいんだけどね。遠出のツーリングで主目的じゃない場所に時間を割くのは辛いし体力自体もないのでね。
そもそもハイキングコースの入口からして、素人では歩くのに難しい雰囲気を醸し出している(笑) (実際にはそうではないのだろうが)

名貫川というらしいが、先ほどの一ツ瀬川と違い、渓流という感じで青森の奥入瀬(おいらせ)に近い雰囲気だ。
西米良から尾鈴まで。国道219号で深い山を抜けてきたあとは県道を経由して田や民家を抜けてここまで来た。

■ 宮崎県を北上しよう
さて、先ほど来た道を引き返そう。
さっきの道まで戻ってきた。今度は右折して都農方面へ。
九州自動車道沿いを走りながら北上する。ナビを見ると北上していることは間違いないが、位置がよくわからないので停車してタブレットで現在地を確認。

既に日向市の近くまで来ているらしい。
広域農道、尾鈴サンロードを走る。クルマはほとんどいなくて信号も少ないので西都から日向まで快走できる。ただし沿線沿いは商店が一切ないので休憩できる場所はない。国道10号だと休憩場所は多数あるが、ストップ&ゴーの繰り返しで先に進まないので、国道10号と併用して使用するのがベターだと思う。
そして段々と飽きてきた(笑)

ちょうど右方面に行くと国道10号に出て道の駅があるのでそこで休憩しよう。
そして国道10号へ。クルマが急に増えてきた。
すぐに道の駅「日向」に到着。人吉からずっと深い山中を走ってきたので海側に出て急に開けた感じがする。一昨年にもここに来た。(2~3年に1回は来ている気がする。宮崎に家族で旅行に来る際にも必ず立ち寄る道の駅)
ひむか共和国の看板。ひむか共和国とは宮崎県北部の事らしい。延岡から五ヶ瀬川を上って高千穂方面に出るのが定番のツーリングルート。(一昨年に走行済み)
今日は朝から既に2食食べているのでお腹は減っていないが、道の駅にしてはカツ丼(600円)やカツカレー(650円)が安い。道の駅の飲食店は大概値段に反比例して味はイマイチなケースが多いが、値段自体が安い場所はあまり記憶にない。

なんか甘いものが食べたくなってきた。
ということで本日のソフトクリームはマンゴー味。味は・・・美味い!マンゴーの果肉がとても美味。

宮崎といえばマンゴーも名物だが、過去、東国原知事が宮崎を色々アピールしていたよね。チキン南蛮、地鶏の炭火焼、肉巻きおにぎり、チーズ饅頭、日向夏。名物が多いのが宮崎。
外は宮崎らしくヤシの木が並ぶ。この何ともいえぬ風貌がいい。いかにも南国という感じで明るい印象があって。
海が気持ち良さそうなので道の駅の少し先にある砂浜へ来てみた。11月下旬なのにサーフィンをしている人が大勢。そういや、去年行った湘南も11月なのにサーフィンをしている人がいたが、サーフィンってこんな時期でも出来るのか。(調べてみると実は秋がベストシーズンらしい。最近は温暖化の影響で海水温も上がっているので尚更、秋がいいらしい)
さて、国道10号を北上していこう。
日向市に入るとバイパス工事中のせいか、一向に進まなくなった。やっぱり農道のほうがいい。
ようやく渋滞を抜けて進み始めた。そのうちに国道388号との分岐が出てきたが、国道388号は諸塚村を経由する道だったと記憶する。(11年前に走っていた) 
延岡市に入っても渋滞が続く。国道10号の日向、延岡は面白味ゼロでツーリングとしては避けたいルート。次回は再考しよう。
何とか延岡市街地を抜けて道の駅の案内が出てきた。
そして道の駅「はゆま」に到着。ここは記念すべき第1回のツーリングで立ち寄った道の駅で12年半振りにやって来た。当時のバイクはアドレスV125Gだった。
尾鈴山駐車場から道の駅「北川はゆま」まで。宮崎県を北上してきた。大分県までもう少し。
 
■ 大分県へ
道の駅「北川はゆま」から東九州自動車道に乗ることができるらしい。12年前にはこのICはなかった。
この看板、2年前に道の駅「北方よっちみろ屋」で見た記憶がある。
宮崎県の観光案内板。宮崎県も北部と南部でまったく魅力が異なるのがわかる。都城や日南、串間といった南部は南国という感じがするが、日向や延岡、高千穂は南国とまではいかずに九州の中腹という感じがする。
そしてなぜか「生しらす丼」が。何となく山の印象が強い北川でなぜ生しらす?
どちらかというと、山なのでこちらの鮎のほうが名物っぽい。この鮎は600円もするらしい。(1人で食べるならまだしも、家族で食べる気はしないよね。高すぎて)
北川はゆま建設の碑。平成6年4月といえばちょうどボクが愛媛から福岡に出てきた時で約28年前のこと。当時はまだ一般道に休憩できる施設はほとんどなく、道の駅はおろか、コンビニも少なかった時代。(ボクがクルマやバイクに乗り始めたのはそれから15年後の2009年)

こう見ると、バイクはクルマより制約があると言われつつもツーリングでは全国のコンビニや道の駅に助けられているし、デジカメやドライブレコーダでの風景撮影、スマホでのホテル予約、ナビによる道案内も当たり前になっているが、30年前はこれらの機器は一切なかった。(便利だから楽しいということはないが、IT機器を活用したほうが幅が広がって楽しい面が多いのは確か)

30年後のツーリングはどんな文明の利器が出ているのか想像も付かないよ。
道の駅「北川はゆま」を出発して国道10号で佐伯市方面へ。
この道路、国道10号だけあって道は綺麗だがクルマがほとんどいない。これは東九州自動車道の延岡IC~佐伯IC間が無料区間だからだろう。
本当にクルマが走っていなくて走りやすい。適度なカーブに緩やかな上り。実はここが一番走りやすいツーリングコースの気がする(笑)
そして大分県へ。この先に少し立ち寄りたいところがあるのでそこに行ってみよう。
ナビに案内されて目の前の道を右折する。
目的地付近で停車。こんな民家の中に何があるのか。
バイクを置いて歩いていこう。別に友達や親戚の家に遊びに来たわけではなく・・・
この駅に来たかった為。九州でも有名な秘境駅で日豊本線にあるこの駅の名は・・・
宗太郎駅だ!宗太郎駅をご存じだろうか?この駅の利用者数は1日1人未満で九州を代表する秘境駅。停車する電車は1日1本~2本なので鉄道でこの駅に降りるのは難度が高いが、国道経由だと容易にアクセスできる。
時刻表を見てみよう。大分方面からの下りは早朝と夜間の2本、延岡方面からの上りは早朝1本のみという涙が出そうなほど少ない本数。なぜここまで停車する列車が少ないかというと延岡~佐伯は深い山の中で人口希薄地帯というのと、普通列車は延岡や佐伯で折り返すため。
36ぷらす3という去年に運行を開始した観光列車が宗太郎駅に停車するらしい。既にこの駅は秘境駅での観光面の効果の為に存在しているといっても過言ではない。

そういえば、昔、JR九州スタンプラリーの旅で特急に乗ったときにこの駅で停車(下車はできなかったと記憶)していた気がした。
運賃箱の老朽化していて泣けてくる。延岡駅まで570円、佐伯駅まで660円は高くない?
ベンチは既に座る場所ではなく、オブジェを置く台座のようだ。石の表情が面白くて発想がいい。
特急列車がやってきた。宗太郎駅自体は秘境駅に変わりはないが、路線は小倉~大分~宮崎~鹿児島を通る日豊本線なので列車の数は多い。そういう意味では肥薩線沿いの駅のほうが断然、秘境駅っぽいけどね。

ちなみに博多から宮崎空港駅まで走る「にちりんシーガイヤ」という長距離特急列車があってその距離は何と413キロ。6時間ほど掛かる上に昼行(非夜行)の特急では日本最長らしい。
こういう秘境駅巡りも楽しいね。ボクも私用で列車に乗ることはほとんどなくなったが、日本は人口減少が進んで益々こういった秘境駅も姿を消していくのだと思う。
再び国道10号へ。大分県に入っても走りやすい。
佐伯市街地までやってきた。17時前でもうすぐ陽が暮れるのでこのままホテルに入ってもいいが、ホテルの周辺に食事が出来る場所がまったくないらしいので、少し早いが先に夕飯にしよう。
そしてやってきたのはマルマンという回転寿司。佐伯といえば寿司で本当は普通の寿司屋に行きたかったが、ホテルの近くに食べる場所はないし、バイクで普通の寿司屋を探すのが面倒だったのでとりあえずここにした。
中に入ってカウンターに通された後に適当に注文する。最近はこういったタブレットで注文する飲食店が増えたので注文しやすいのがいい。値段も明朗会計だし。
ここの寿司は回転寿司といいつつ、寿司は回っておらず、普通に職人が握って皿を渡してくれるシステム。肝心の味は美味しくて大満足。ボクが寿司で好きなネタは鉄火巻き。寿司といえばマグロだが、マグロの握りより海苔に巻かれた鉄火巻きのほうが好物でこのあと2皿も追加で頼んでしまった。
そして今日のホテルは恒例のホテルAZ佐伯店。周辺に何もないが、駐車場が常設なのがAZホテルの特徴。繁忙期でも値段が固定なのでその点は評価できる。
チェックインした後は部屋に入ってベッドに寝っ転がる。今日もクタクタ。毎回、限界までツーリングしている気がする。今日は早めに寝よう。
 
走行ルート

八代市から宮崎県を経由して大分佐伯市まで。今日は朝から霧が酷くてどうなるかと思ったが霧が晴れてからは快走できた。突貫でのツーリングルートだったのであまり周れなかったが、見所は色々とあったと思う。ただ、全体を通して紅葉がほとんど見えなかったので明日は紅葉が見られることを期待したい。

今日の走行距離:304km

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